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【英会話】「cut to the chase」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「cut to the chase」の意味を例文を使いながらご説明します。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: I have some bad news. I don’t know how to tell you this.
B: Just cut to the chase. What happened?

AさんがBさんに、「悪い知らせがあるんだ。どう伝えたらいいかわからないよ。」と言いました。それに対してBさんは、「Just cut to the chase. 何があったの?」と答えました。
関連動画:ニュースとは発音しない「news」の英語発音

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: I have a business proposal for you. It’s a great opportunity and I think you’ll be interested. That's related to what you talked about last time.
B: Okay, cut to the chase. What’s the proposal?

AさんがBさんに、「あなたにビジネスの提案があるんです。とても良い機会なので、きっと興味を持っていただけると思います。前回あなたが話したことに関連するんですけどね。」と言いました。それに対してBさんは、「わかりました、cut to the chase. 提案は何ですか?」と答えました。

これらの会話から「cut to the chase」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

cut to the chase = get to the point

cut to the chase」は「get to the point(要点を言う)」という意味になります。もともとは、映画の中で退屈な長い会話や説明を省略し、クライマックスの追跡シーン(chase scene)に移ることを意味していました。話が長くなりそうなときや、話が脱線しているときに、話の要点を単刀直入に言ってもらいたいときに使われます。

例文1では、Aさんから悪い知らせがあると言われたBさんが、「Just cut to the chase. What happened?(要点を言って。何があったの?)」と言い、詳細を早く聞き出そうとしていました。

例文2では、Aさんからビジネスの提案があると言われたBさんが、「Okay, cut to the chase. What’s the proposal?(わかりました、要点を言ってください。提案は何ですか?)」と言い、提案の内容を早く聞き出そうとしていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?話が長くなりそうな時や、話の要点が知りたい時に、「cut to the chase」を使ってみてください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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