ボビーVのバレバレな変装◆フェンウェイ・パークの赤い席◆日曜日の夜…【6月9日のMLB】
◆1999年6月9日
12回表、ニューヨーク・メッツの捕手、マイク・ピアッツァが二盗を阻もうとし、立ち上がって前方(打者がいない左打席の方)へ歩み出てから捕球と送球を行う。これが、インターフェアランス(打撃妨害)と判定される。打者は出塁、一塁走者は二塁へ(その前に、遊撃手のレイ・オルドニエスがピアッツァからの送球を捕り損なった)。判定に抗議したボビー・バレンタイン監督は退場。その後、サングラスと付け髭、違うキャップで変装して、ダグアウトへ戻った。付け髭は、日差しの眩しさを防ぐためのアイ・ブラックを鼻の下に貼ったもの。14回裏、メッツはオルドニエスのヒットにより、サヨナラ勝ちを収めた。バレンタインは、罰金5000ドルと2試合の職務停止を科された。
◆1963年6月9日
メジャーリーグで初めて、日曜日にナイト・ゲームが行われる。創設2年目のヒューストン・コルト.45'sが、コルト・スタジアムでサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦した。これは、ヒューストンの日中の暑さを避けるため。この2年後、コルト.45'sはコルト・スタジアムから屋根付きのアストロドームへ移り、それとともにチーム名をアストロズに変更した。
◆1946年6月9日
ボストン・レッドソックスのテッド・ウィリアムズが、フェンウェイ・パーク最長のホームランを打つ。レッドソックスはデトロイト・タイガースとダブルヘッダーを行い、ウィリアムズはどちらの試合でも1本塁打を記録したが、これはその2試合目。ライトの後方、セクション42の37列21番にいた観客の麦藁帽子を直撃した。当時、飛距離は450フィート(約137.2m)と報じられ、後年の計測で502フィート(約153.0m)とされた。この座席は1984年に赤く塗られた。周囲の座席は緑色。
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