【足立区】地元愛深まる「沿線グラス」の物語。「安心堂」さんに行ってきました。
こんにちは。足立区情報発信ライターのNaokoです。
足立区の沿線の駅名と線路がデザインされている「沿線グラス」をご存じですか?筆者は数年前SNSで知り購入、愛用していました。沿線グラスが足立区の江北にある印刷会社、株式会社安心堂で製作されているということを知り、取材に伺いました。
株式会社安心堂は江北駅から西側に13分ほど歩いたところにあります。
地元を愛し、地元をつなぐ、沿線グラスの誕生
沿線グラスの始まりは、埼玉県草加市にある「野菜とお酒のバル スバル」のオリジナルグラスを製作したことがきっかけでした。沿線グラスの初回版は2020年、3つの沿線(東武スカイツリーライン北千住〜浅草、江ノ電、和歌山電鐵)から4種類のグラスが誕生。その後2021年、大師線開通90周年のイベントを記念して東武スカイツリーライン牛田〜竹ノ塚が販売。じわじわと人気を集め、現在では沿線地域の活性化などを目的に20種類の沿線グラスが展開されています。かわいらしくデザインされた線路や電車のイラスト、駅名が地元の魅力を引き立てています。まさに、地元や地域を愛する人のためのグラスですね。
沿線グラスを印刷しているのは手動小型パット印刷機「なんでもくん」
実際に、印刷の様子を実演していただきました。パットと呼ばれる白いスポンジのようなものにインキをつけてグラスに押し付けるようにして印刷します。こちらの「なんでもくん」という手動小型パット印刷機は株式会社安心堂で販売しているもの。印刷機に興味のある方はこちらのホームページから詳細をご確認いただけます。
安心堂こどもCOMPANY
安心堂では「安心堂こどもCOMPANY」という子供達が印刷業を実体験する職業体験プログラムを実施しています。2ヶ月にわたるワークショップ形式で企画、製造、販売までを体験、今年は2023年10月29日(日)に開催予定の「キッズスマイルフェスタ浮間公園」に出店予定とのこと。どのような作品が生まれるのか楽しみにしたいと思います。こちらのイベントで、沿線グラスや沿線グラスがデザインされた雑貨も販売予定とのことです。
今年の夏には、子供向けの印刷体験イベントを開催されていたそうです。
お馴染みの駅名が描かれたデザインを見ていると次はどこに出掛けようかと考えたり、地元について思いを馳せる素敵な時間が生まれます。安心堂の沿線グラスは工場で直接購入することも可能ですが、通信販売でも購入可能です。また、沿線グラスのInstagramでその他の取扱店舗について紹介されていますので気になる方はぜひチェックしてください。足立区の沿線グラスで地元愛を深めてみてはいかがでしょうか。