父は横浜ベイスターズでプレーした「523億円男」マホームズ。高校野球時代のサインボールのお値段は?
アメリカのスポーツ史上最大の契約となる10年総額5億300万ドル(約523億円)をカンザスシティ・チーフスと結んだNFLの若きスーパースター、パトリック・マホームズの高校時代のサインボールがオークションに出品された。
本職はアメリカンフットボールのクオーターバックだが、高校時代にはアメフト、野球、バスケットボールの三刀流選手として活躍したマホームズ。テキサス州ダラスから約175キロ離れたホワイトハウス高校の野球部では投手として活躍。高校時代からMLBのスカウトが注目する投手で、高校最終学年には16奪三振のノーヒットノーランを達成。高校卒業後は大学でアメフトをプレーする意思が固く、多くのMLBチームは指名を諦めたが、デトロイト・タイガースはダメ元で37巡目でマホームズを指名。予想通り入団を断られてマホームズはテキサス工科大学へ進学した。
マホームズの野球選手としての能力はメジャーリーグで11シーズンもプレーした父のパット・マホームズから受け継いだもの。父パットは、1997年と98年の2シーズン、横浜ベイスターズでもプレーしている。
今回、出品されたサインボールは2013年に当時18歳だったマホームズがサインした野球のボール。ボールにはマホームズだけでなく、ホワイトハウス高校野球部のメンバー22人の直筆サインが入っている。
このボールは当時、白血病と闘っていた少年にホワイトハウス高校野球部のメンバーが贈ったもの。少年は試合に招かれ、マホームズ相手に始球式を行い、試合後にこのボールをプレゼントされた。
オークションの開始価格は500ドル(約5万2000円)で、オークションは12月11日(日本時間12日)に締め切られる。
果たしてこのサインボールがいくらで落札されるかが気になるが、今年6月にはマイケル・ジョーダンが13歳のときにサインした少年野球チームのサインボールが2500ドル(約26万円)で出品され、3万6000ドル(約375万円)で落札された。
また、デレク・ジーターが8歳のときのサインボールも同じく3万6000ドル(約375万円)で落札された。このサインボールは5年半前には4338ドル(約45万円)だったので、5年半で8倍以上に跳ね上がった。