シェアパック、docomo with廃止を匂わす吉澤社長 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.314
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2019/03/02(vol.314)
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《目次》
1.シェアパック、docomo withの廃止を匂わす吉澤ドコモ社長
━━高橋KDDI社長「ドコモの分離プランで世の中が変わる」
2.クリエイターのために生まれたXperia 1
━━「開き直った」ソニーモバイルに期待大
3.サムスン、ファーウェイが相次いで折りたたみスマホを発表
━━果たして、アップルは革新的なデバイスで対抗できるのか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.シェアパック、docomo withの廃止を匂わす吉澤ドコモ社長
━━高橋KDDI社長「ドコモの分離プランで世の中が変わる」
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今年のMWCは「5G一色」という感じであった。
しかし、日本は2019年9月にプレサービス、2020年春に商用サービスがスタートするということもあり、MWCの5G祭からは蚊帳の外という感があった。5Gスマホが発表されても「これ、日本じゃ買えないんでしょ」という諦めの気持ちが先行してしまうのだった。
そんななか、やはり個人的に熱心に取材したのが料金関連だ。特にNTTドコモ・吉澤和弘社長のインタビュー取材では広報から「MWCなんで5G関連の質問でお願いします」と言われたが、最初に「5Gの料金はどうなるのか」「今度の値下げは5Gを意識した設定になるのか」という質問をしつつ、春の値下げをどのようにしていくのかを深掘りしていった。
詳細は日経電子版の連載「モバイルの達人」(「春の値下げに悩むドコモ 政府意向をくみ取れるか」https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41810190X20C19A2000000/)に掲載している。
印象的だったのは「NTTドコモの料金体系はわかりづらい」という声が多いのを感じているようで、吉澤社長としては「シェアパックからの脱却を図りたい」とのことであった。家族を囲い込むのがNTTドコモの勝ちパターンであり、そのためのシェアパックであったが、やはり家族で分け合えるといっても、それが結局、一人あたりの料金のわかりにくさに繋がる。
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