長期間保存できて、エネルギーや栄養が摂れる非常食。

災害時の非常食として作られたパンも、たくさんの種類が販売されています。

備蓄品にパンを加えたいけど、どれを選べばいいかわからない…という方もいるのではないでしょうか。

そこで、いつもしも編集部では、非常食用パンの人気商品12商品43種類すべてを実際に食べてみました！

その中で見えてきた、非常食用パンのトレンドとおすすめの選び方をご紹介します。

イマドキの非常食用パンはハイレベル

43種類の非常食用パンを食べ終えた率直な感想は、「かなりレベルが高い」ということでした。

〈非常食用パンの全体的な傾向〉

• どの商品も美味しく、普段食べているパンとほとんど変わらない
• 甘さ控えめで飽きにくい味
• パンを直接触らずに食べられる工夫がされている

美味しくて食べやすいのは当たり前、各社が商品に付加価値をつけて特徴を出していました。

実際に非常食用のパンを買うときは、「何を重視するか」を考えると選びやすいです。

さまざまな観点から、おすすめの商品をご紹介します。

やっぱり美味しいのがいい

非常食とはいえ、どうせなら美味しいものがいい！と思う人には、こちらの商品がおすすめです。

（1）備蓄deボローニャ（株式会社ボローニャＦＣ本社）

（2）缶deボローニャ（株式会社ボローニャＦＣ本社）

（3）ひだまりパン（尾西食品株式会社）

この3つは特にクオリティが高く、編集部内で圧倒的支持を集めました。

中でも備蓄deボローニャの「ライ麦オレンジ」味は人気で、

「非常食用パンには珍しく、ナッツが入っていて嬉しい！」

「ライ麦とオレンジとくるみのバランスが絶妙」

と、絶賛の嵐でした。

高コスパな商品を買いたい

各商品の希望小売価格（税込）を100gあたりに換算して、価格が低い順にランキングにしました。

（1）パンですよ！（社会福祉法人名古屋ライトハウス）…410円/100g

（2）災害備蓄用パン ECOボックス（あすなろＦＤセンター）…456円/100g

（3）ぱん革命（有限会社OrgeAtelier）…497円/100g

パンですよ！は高コスパながら味のバラエティも豊富なので、価格を抑えて色々そろえたい人におすすめです。

賞味期限が長いとありがたい

非常食であれば、賞味期限も重視したいところですね。

今回実食した商品の中で、特に賞味期限が長いのはこちらでした。

（1）ぱん革命（有限会社OrgeAtelier）…製造から7年

（2）超しっとりコッペパン（株式会社LLC）…製造から6〜7年

長く保つのは嬉しいですが、うっかりして賞味期限を過ぎないよう注意が必要です。

備蓄の仕方も考慮に入れて

非常食用のパンを選ぶ際には、どこに保管するかで選んでもいいですね。

家の中で保管するのであれば、缶詰タイプがおすすめ。

上に何かが倒れてきても、中身がつぶれることはほぼありません。

防災リュックの中に入れて携帯するのであれば、パウチタイプがおすすめ。

軽くて場所をとらず、ゴミもあまり出ないためです。

小さなお子さんや高齢者が食べるのであれば、開けやすさや食べやすさを重視して選ぶと、より安心ですね。

各社から、さまざまな特色のある非常食パンが売り出されています。

どんな商品がほしいのかを具体的にイメージして、満足のいく非常食パンが選べるといいですね。