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年末年始の帰省土産にもおすすめ!現役秘書が選ぶ「接待の手土産」で今年のトレンドを押さえよう

田窪綾フードライター

相手に喜んでもらいたい、感謝の気持ちを伝えたいと用意する手土産。でも、イザとなるとどんなものを贈ったらいいのか、迷うことも多いですよね。そんな時に参考になるのが、現役秘書が選んだ商品をお取り寄せできるサービス『接待の手土産』。選定は毎年行われており、その年ごとの傾向やトレンドも分かります。

手土産(イメージ)
手土産(イメージ)

特に年末年始は人と会う機会が増える時期です。今回は「特選」や「特別賞」に認定された商品から10品を筆者が試食。逸品揃いの中でも、帰省土産やお年賀に向くと感じた商品を独断で紹介します。

現役秘書が厳選する手土産、2024年度のトレンドは?

(株)ぐるなびが「ビジネスシーンにふさわしいお客様に安心して贈れるように」と2015年から始めた『接待の手土産』。約1000名もの現役秘書による品評会を毎年実施し、選ばれた商品を「接待の手土産セレクション」として年に一度発表しています。

ぐるなびが運営するお取り寄せサービス「接待の手土産」トップページのスクリーンショット
ぐるなびが運営するお取り寄せサービス「接待の手土産」トップページのスクリーンショット

高評価を受けたものは、「特選」「入選」などの認定ラベルが付与されます。「特選」に通算3度選ばれると「殿堂入り」に、「入選」の中から特定の評価に輝くと「特別賞」に認定される仕組みです。

プレスリリースより
プレスリリースより

各年で選ばれる手土産にも傾向があるようで、コロナ禍を経た現在は「個包装」が重要視されるほか、インバウンドの増加により「日本らしさ」が感じられる商品や、対面での機会が増えたことで「高級感」などの見た目が重視される傾向があったそう。

なお、今年の「特選」は20品のうち13品が日本らしい商品だったとか。例年では6割以上が洋菓子になるとのことですが、今年は和の要素がある手土産が人気だったんですね。

年末年始の手土産には何がおすすめ?独断で選んでみた

今回、広報のご担当から各商品を試食する機会をいただきました。どれも逸品なのですが、中でも「これは面白い」と感じたサプライズ要素があると感じた手土産や、ストーリー性のある手土産を4品ご紹介します。久しぶりに会う人とでも、手土産を通じて会話が盛り上がるのではないでしょうか。

【特選】各国首脳も口にした「SUMMIT インゴット」

イタリア・トリノのカフェに発祥し、日本国内には東京、大阪、名古屋など主要都市に店舗を持つ「Bicerin(ビチェリン)」。洋菓子部門の特選に選ばれた「SUMMIT(サミット) インゴット」は、瀬戸田の無農薬レモンを使ったフィナンシェ(写真奥側)と、チョコレートをクッキー生地で挟んだバーチ・ディ・ダーマ(写真手前)の詰め合わせです。

「SUMMIT インゴット」 4,860円(フィナンシェ4個、バーチ・ディ・ダーマ計6個入り)
「SUMMIT インゴット」 4,860円(フィナンシェ4個、バーチ・ディ・ダーマ計6個入り)

フィナンシェはなめらかでしっとりとした食感の中に、穏やかなレモンの風味。バーチ・ディ・ダーマはプレーン、抹茶、エスプレッソの3種類がセットになっており、老若男女問わず楽しめます。

フィナンシェは「G7広島サミット 2023」で、バーチ・ディ・ダーマは「G20大阪サミット 2019」「G7伊勢志摩サミット 2016」で日本政府公式提供商品になった商品です。被爆地である広島で、各国のトップが平和への祈りを込めながら口にしたであろうお菓子。詰め合わせボックスには折り鶴から作られた再生紙が使われているそう。

一年の始まりであるお正月に、家族みんなで平和を思いながら食べるのも良いのではないでしょうか。

【特選】市田柿に栗きんとん餡がたっぷり!「柿寿楽」

地理的表示(GI)保護制度にも認定されている「市田柿」は南信州の特産品。その市田柿の中に「栗きんとん餡」をたっぷり詰めたのが「柿寿楽」です。

「柿寿楽」6個入り3,300円
「柿寿楽」6個入り3,300円

長野県「御菓子処 双松庵唯七」の商品で、見た目は干し柿そっくり!柿の外側に温めた羊羹をくぐらせ、味甚粉という米粉の一種をまぶしてあるそうで、知らずに食べたらきっと驚くこと間違いなし。職人がひとつひとつ手作りしており、干し柿の優しい甘さ、栗きんとんのなめらかで上品な甘さ、ふんわり香る刻み柚子がなんともワザありな逸品です。

【特選】ワインのようにグラスを変えてお茶を楽しむ「香り立つ茶畑」

お酒を飲む機会が多い年末年始。飲めない人にも楽しんでもらえそうなのが、「Sora Japanity(ソラジャパニティ)」が手がけるティーバッグセット「香り立つ茶畑」です。

最高級 煎茶・釜炒り茶・和紅茶ティーバッグ「香り立つ茶畑」5品種×3包4,980円
最高級 煎茶・釜炒り茶・和紅茶ティーバッグ「香り立つ茶畑」5品種×3包4,980円

日本茶アドバイザーでもあるSora Japanity(ソラジャパニティ)代表・吉田氏が、実力派生産者の茶葉を全国から100種類以上試飲し選定。インパクトのある香り高さと味わい深さを実感できるような茶葉が選び抜かれています。いずれも市場にはなかなか出回らない最高級のものばかり。水出し・お湯出しどちらにも使えるのも魅力です。

同梱のリーフレットには抽出温度や時間だけでなく、茶葉の個性を生かすグラスや茶器の形、食事やスイーツのペアリングも紹介。香りや味はもちろん、茶葉ごとの水色が本当に美しく、お茶を淹れる楽しみが生まれます。

【特別賞/話題賞】梅の中に鯛のほぐし身を詰めた「紀州梅真鯛梅」

入選品の中から「思わず話題にしたくなるストーリーや斬新さを持ち、独自の魅力がある」と話題賞に選定されたのが「紀州梅真鯛梅」。和歌山県・串本町で地元ならではの食材を使った商品を届ける「岩谷」の商品です。

「紀州梅真鯛梅」六個入り3,240円
「紀州梅真鯛梅」六個入り3,240円

紀州南高梅の種を取り、中に甘酢味噌で味付けした紀州産のほぐし身を詰めたご飯のおとも。すぐにでも破けてしまいそうなほどやわらかい梅の皮の中に、爽やかな甘酢味噌と鯛身がたっぷり。口の中に鯛の旨みがじんわり広がります。温かいごはんに乗せるのはもちろん、お酒のおつまみにも、飲んだ後のお茶漬けにもよさそう。職人さんがひとつひとつ手作業で詰めているそうで、繊細さが伝わります。梅×鯛で「うめでたい」の縁起物としても喜ばれますね。

現役秘書が時間をかけて選んだとあって、どれも魅力ある逸品が揃っている「接待の手土産」。今回、年末年始の手土産というテーマで選びましたが、中には配送などの関係で年末年始に間に合わないものもあるかもしれません。どんな手土産があるのか、サイトを見てみるだけでも楽しいですよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

「接待の手土産」公式サイト

※本商品は(株)ぐるなびさんより無償でご提供いただきました。記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

フードライター

調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成、レシピ提案などを行っています。

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