睡眠不調から食欲までも影響!?いま知っておきたい、5月病の放置で現れやすい症状3選
大型連休が終わり新年度から少し経ったこの時期は、だれもが5月病を発症しやすい状態です。特に今年は気温の寒暖差が大きいため、自律神経の不調を感じやすくなっています。一時的な不調の方もいれば、不調の放置により5月が明けても不調が続いてしまう方もいらっしゃいます。不調に早く気づき、早めの予防や対策が必要です。
・5月病とは?
5月病とは、やる気の低下や不安感などの状態を示す総称です。「適応障害」という病名がつくこともあります。
5月に症状が現れやすいため「5月病」といわれていますが、6月になったからといって症状が治るものではありません。放置していると症状が悪化し続けてしまう可能性もあります。ちょっとした不調に早めに気づき、不調を感じている方は必要に応じて早めに対策や治療を行うことが大切です。
・5月病の放置によって現れる可能性のある症状3選
❶睡眠の不調、倦怠感
最近何となく寝つきが悪い、朝起きても疲労が残っていると感じていませんか?ただの睡眠不足ではなく、5月病による睡眠の質低下が影響しているかもしれません。
十分な睡眠が取れていないと、疲れが取れず倦怠感が続き、日中の眠気やダルさ、集中力の低下などさまざまな不調につながってしまいます。このまま睡眠不調が続けば日々の不調はもちろん、高血圧や脳卒中、認知症などのリスクも上昇してしまうことがわかっています。
❷暴飲暴食
個人差はありますが、過食症状が現れる可能性があることがわかっています。
5月病と聞くと、やる気の低下やダルさなど心の不調が注目されがちですが、暴飲暴食など意外な身体面へも影響があるようです。最近、心の不調と共に過度な食欲が出始めた方は、5月病による影響かもしれません。
逆に食欲の低下や、吐き気の症状が現れることもあります。5月、急に食欲や消化器の不調が現れ始めた方は、単なる食欲変化ではなく5月病の兆候かもしれません。症状が悪化する前に5月病対策をおすすめします。
❸うつ病の発症リスクUP
季節性のちょっとした不調でも、そのまま放置してしまっては「うつ病」と診断されるまで悪化してしまう可能性もあります。
少しのダルさから始まり、気力の低下などで朝なかなか起きれなかったり、遅刻や早退が当たり前になってしまったりと、症状がどんどんエスカレートしてしまうことが考えられます。
うつ病と診断されると、長期の受診、長期の治療が必要になる可能性があります。少しの不調を感じたら、放置せず早めに向き合うことが大切です。
さいごに
5月病の症状や程度は人それぞれですが、不調を放置し続けると症状が悪化してしまう可能性があります。
バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけ、自分に合ったリフレッシュ法、リラックス法でストレスを貯めこまないようにしましょう。不調が続く場合は、ひどくなる前に医療機関への早めの受診がおすすめです。