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ノルウェーで苦情が最も多かった航空会社はノルウェー・エアシャトル、「客とギャンブル」

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事
相次ぐ欠航とカスタマーサービスの悪さが指摘されるノルウェージャン(写真:ロイター/アフロ)

ノルウェー消費者オンブッドマン(監視機関)は、上半期に消費者からクレームが多かった航空会社を発表した。

問い合わせ数は以下の通り

  • Norwegian(ノルウェー・エアシャトル、ノルウェージャン)  96件
  • SAS(スカンジナビア航空) 33件
  • KLMオランダ航空 24件
  • Wideroe(ヴィデロー航空) 11件
  • British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ)  7件
  • Lufthansa(ルフトハンザドイツ航空): 7件
  • Ryanair(ライアンエアー): 4件

日本と比較するとノルウェーではクレームをする人が少ない傾向があり、この数字は低いとも言い難い。

オンブッドマンのディレクターであるフィレスラン氏は6日の記者会見で、航空会社への不満の原因は便の延滞・欠航、カスタマーサービスなどと発表。

クレームが最も殺到したノルウェー・エアシャトル(ノルウェージャン)に関しては、「客とギャンブルをしているようなものだ」と結論づけた。カスタマーサービス対応の人員も不足していると指摘された。

現地の報道機関各社に対して、ノルウェージャンは「国内で最大級の航空会社で最も多くの乗客に利用されているため、クレームが最も多いことは不自然ではない」と回答。

今回の上半期の調査には、ここ数週間の間に発生した夏の欠航騒動は含まれていないため、苦情の数は下半期の調査で増加するとみられている。

Text:Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事

あぶみあさき。オスロ在16年目。ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。北欧のAI倫理とガバナンス動向。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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