3年ぶりのリングで連敗を止めた26歳
9勝(3KO)6敗2分けのスーパーライト級選手、ヘスース・シルベイラ(26)。4月20日に組まれた8回戦で、彼は3年ぶりのリングに上がって判定勝ちを収めた。
このメキシカンはFOX主催の興行に出場したことで、自らの名を売ることが出来た。また、連敗を3で止められた。
シルベイラは、アモン・ラッシィディの顔面を何度もクリーンヒットし、早いラウンドから対戦相手は鼻血を出す。しかし、第7ラウンドには左フックを喰らってグロッキーとなった。結局、シルベイラは、79-73、79-73、78-74で勝利を掴んだ。
現在のアメリカにおいて、FOXやSHOWTIMEで自分の試合がオンエアされることには大きな意味がある。前座ファイターたちも、少ない枠を狙って鎬を削っている。
あのファイトから5カ月が過ぎたが、シルベイラに次の試合が用意されたという情報は無い。仮にこのまま引退してしまうにしても、3年ぶりのリングにおいて自身の力で連敗を止めたことは、今後の彼の人生において大きな財産となるであろう。
タラップを降りる際、長くリングを見詰めていたシルベイラの姿が何故か印象に残っている。