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ん?岩嵜がブルペンに? いや、セーブ王の森唯斗だ「ユニフォームを・・・」

田尻耕太郎スポーツライター
17番のユニフォームで熱投した森投手。見つめた工藤監督も苦笑い?(筆者撮影)

「小さくてきつかった(笑)」

 お、右肘手術から復活をかける岩嵜翔投手が復活へ初ブルペン入りか!?

 背番号17がブルペンで力強い球をバンバン投げ込んでいた。いや、待て。これは森唯斗投手ではないか。

 3日、ホークス宮崎キャンプの一コマだ。昨季セーブ王がユニフォームを借りて投球練習を行っていたのだ。

「昨日、球団のプロモーション用の撮影があったので白のユニフォームを着用(練習ではビジター用の黒)して、クリーニングに出したら球場に帰ってきてなくて」とバツが悪そうに苦笑い。急きょ先輩右腕に借りてピッチングに臨んだのだった。

 「小さくてきつかった(笑)。(石川)柊太のズボンも」。それでもブルペンでは力強い直球を29球投げ込んだ。「前回のブルペン(2月1日)よりもいい感じだったと思います」と納得の表情。このキャンプはランニングメニューがかなり多く、選手たちから悲鳴も出ている。体重95キロある森も苦戦必至かと思いきや、かなり善戦している様子だ。グアム自主トレでしっかり走り込んできた成果が表れている。よく見れば、顔の輪郭もシャープになっている。

 「しんどい、しんどいって言いながらやっても何の意味もない。しんどい中でも楽しみながらやりたい」

 入団から5年連続55試合以上に登板する、現役最強の鉄腕投手。まもなく兄のように慕うサファテ投手も合流するとあって、それも楽しみにしているようだ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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