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【思春期】感情の起伏が激しい子に効果的だった!落ち着いて生活するために教師が実践した3つの方法

ナナホシ教育/子育て/学校

思春期の子どもの感情の起伏に、多くの保護者が頭を悩ませているのではないでしょうか。突然の怒りや泣き出す様子に、どう接すれば良いか戸惑うこともあるでしょう。今回は感情の起伏が激しい子供の共通点と対処方法を解説します。

感情の起伏が激しい子の傾向

感情の起伏が激しい思春期の子どもには、いくつかの共通点があります。例えば、自己主張が強い、ストレス耐性が低い、他人の気持ちを考えるのが苦手、などの特徴が見られます。また、ホルモンバランスの変化や、自我の芽生えによる混乱も大きな要因となっているようです。

それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。

1. 「感情日記」をつける習慣をサポートする

毎日の感情を記録することで、自分の気持ちを客観的に見つめ直す力が育ちます。例えば、その日の出来事と、それに対する感情を5段階で評価し、なぜそう感じたのかを書き留めます。これにより、感情の パターンを認識し、コントロールする糸口を見つけやすくなります。

効果的な声かけ例

「今日はどんな気持ちだった?日記に書いてみようか。」

NGな声かけ例

「いつもすぐ怒ったり泣いたりして。いい加減にしなさい!」

2. 「クールダウンスペース」を設ける

感情が高ぶった時に一人で落ち着ける場所を用意します。例えば、部屋の一角にクッションや好きな本を置いたリラックススペースを作ります。ここで深呼吸をしたり、音楽を聴いたりして、自分をなだめる時間を持てるようにします。

効果的な声かけ例

「気持ちが落ち着くまで、ゆっくりしていいよ。」

NGな声かけ例

「部屋に閉じこもってないで、さっさと出てきなさい!」

3. 「感情のメタファー」を一緒に考える

感情を具体的なイメージや物に例えることで、抽象的な気持ちを理解しやすくなります。例えば、「怒り」を「火山の噴火」に例えたり、「不安」を「もやもやした雲」に例えたりします。これにより、感情を言語化する力が育ち、自己理解が深まります。

効果的な声かけ例

「今の気持ちは何に似てる?イメージでもいいから「例えば」で考えてみようか」

NGな声かけ例

「そんなことで怒るなんておかしいでしょ。理由を説明しなさい!」

まとめ

感情の起伏が激しい思春期の子どもへの対応には、自己理解の促進、安全な環境作り、感情表現の工夫がポイントです。叱るのではなく、子供の気持ちに寄り添いながら、一緒に成長していく姿勢が大切です。焦らず、長い目で見守ることで、きっと気持ちが落ち着くようになるはずです。一緒に頑張りましょう!

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