【手帳の考え方】駆け出す前に書き出せ。ToDoリストの書き方講座 第1回 なぜ作った方がいいのか
なにかをやろうとするときには、何をやるべきかを書き出した方がいいです。
これはほとんどの場合そうした方がいいと思います。
さてでは、なぜ書き出した方がいいのか=ToDoリストを作った方がいいのか。
今回から数回にわたってToDoリストの書き方を解説します。
考え方の基本は、デジタルでもアナログでも同じです。
なぜToDoリストを作るのか
第一回の今回は、なぜToDoリストが必要なのか。これを説明します。
結論から言えば、脳のワーキングメモリーを開放して、その仕事に集中できるようにするためです。
人間の脳は、情報を一時的に記憶するワーキングメモリーというものがあります。
ここには一度に7つぐらいの情報しか蓄えておくことができません。
もし、ToDoリストがなかったらどうなるでしょうか。
その人は、やるべき事を頭の中でおぼえておきながら、同時に作業をすることになります。つまり、仕事にワーキングメモリーをフル活用することができないのです。
例えて言えば、荷物を両手に持ちながら、なにかを説明したり、指示したり、別のものを持とうとするような感じでしょうか。
仕事に集中するために
そうではなく、いったん両手に持っている荷物を降ろす。つまり頭の中にある事を書き出す。それから仕事に取りかかります。
そうするとワーキングメモリーをフル活用できるのです。
仕事をする中でも、個別の細かな優先順位の付け方とか、細かな注意点などいろいろ頭を使うことはあります。そしてToDoリストがない状態だと、ワーキングメモリーをフル活用できないために、つい注意散漫になってしまうのです。
順番とか優先順位とか、仕事の種別などをどうするか、またデジタルなのかアナログなのか。あるいはアナログだとして手帳なのか専用のノートなのかふせんなのか。これらについては、次回以降に触れます。
というわけで、次回以降も是非お楽しみに。よろしくお願いします。