今週は相次ぐ南岸低気圧に備えを…雨と雪の境目は?気象予報士解説
今日4日は西日本や太平洋側を中心に晴れ間が広がり気温も平年を上回るところが多い見込みですが、明日5日以降は低気圧の影響を次々と受けて雨や雪が降る日が増えそうです。
特に明日5日~6日(水)にかけては太平洋側でこの時期としては雨量が多くなり、7日(木)夜〜8日(金)朝は関東の平地でも雪になるおそれがあります。
週半ばの低気圧は大雨警戒
明日5日は南岸低気圧が発達しながら東進し、西日本から雨の範囲が広がりそうです。5日夜には東北南部まで雨や雪になり、6日昼前にかけて降る見通し。
気温が比較的高いため関東以西では雨、そして東北南部でも平地は湿った雪や雨になりそうです。
ただ、低気圧が発達するため、雨や風が強まり、雷雨になるところも。
千葉、静岡、石川、富山では大雨警報が出る可能性があると気象庁が情報を出しています。
週後半の低気圧は関東の平地で雪?
7日(木)には東海沖で新たな低気圧が発生し、発達しながら8日(金)朝にかけて関東に近づく予想。
週半ばの低気圧接近時より気温が低く、上図(右)は7日(木)夜の925hPa(上空約800m付近)の気温予想ですが、0度のラインが関東の平地を横切っていて、関東の平地でも雪になる可能性があります。
とはいえ、低気圧の通り道がやや陸地から離れていて、上図(左)でもほとんど降水域がかかっていません。
そのため、陸地ではほぼ何も降らない可能性もあり、現時点(3月4日0:00時点)で気象庁が発表している東京の予報は7日(木)・8日(金)ともに「くもり」です。
ただ、もし雨や雪が降った場合、8日(金)の朝にかけて交通に影響が出るおそれもあるため、8日(金)の予定はあらかじめ柔軟に考えておいた方がよさそうです。