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「猫が急にハゲてきた」ので慌てて病院へ。獣医師が告げた衝撃な言葉に「涙した」

石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
ふみ*@nikoniko_fumiさんから提供

猫のまるちゃんの毛が急にハゲてきたので、慌てて動物病院に行ったら獣医師から衝撃的な言葉を告げられました。そんなエピソードを飼い主であるふみ*さんが、Twitterに投稿しました。その記事に29万5000件以上(11月21日時点)のいいねを集めています。それではその投稿を見ていきましょう。

猫のまるちゃんが、急にハゲたので動物病院へ。獣医師の衝撃な言葉とは?

ふみ*さんと母親が毛がハゲてきたまるちゃんを連れて動物病院へ行ったとき、獣医師が「最近、何か環境に変化がありましたか?」と尋ねました。

ふみ*さんと母親には、心当たりがありました。それは、リビングで飼っていたハムスターのきゅーちゃんが亡くなったことなのです。

その答えを聞いた獣医師は「多分それですね。ペットロスです」と答えたそうです。

ペットがペットロスにかかるとは、衝撃ですね。

まるちゃんは、きゅーちゃんを飼っていたわけではないですが、きゅーちゃんのことをペットのようにかわいがっていたからこのようなことが起こったのでしょう。

まるちゃんは、猫なのに、ハムスターのきゅーちゃんが亡くなってペットロスになるというのは、珍しいです。

もちろん、犬や猫を2匹以上飼っていて、1匹が亡くなって元気がない、食欲がないなどは、動物病院にいると割合にあります。

猫のまるちゃんとハムスターのきゅーちゃんとの関係は?

一般的には猫はネズミを食べるものです。

そんな関係のはずなので、猫のまるちゃんとハムスターのきゅーちゃんは、どんな関係だったか見ていきましょう。

ふみ*さんは、以前シェアハウスに住んでいて、そのときに、きゅーちゃんを飼い始め、実家へ戻るのを機にきゅーちゃんを一緒に連れてきたそうです。猫のまるちゃんと相性が悪いといけないので引っ越し前に慎重に対面させ問題がなかったので、同じ部屋にまるちゃんときゅーちゃんをいれたそうです。

まるちゃんが、ケージ越しにきゅーちゃんを眺めていると。きゅーちゃんの方が強気でまるさんにかみついたりすることもあったそうですが、まるちゃんから手を出すことはなかったそうです。

Twitter上では、「オウムは猫が亡くなったら、食欲がなくなり、元気もなくなりました。」「なんて優しい猫ちゃん」など、コメントも数多くあります。

犬や猫は、亡くなる前に察知する?

イメージ写真
イメージ写真写真:イメージマート

犬や猫は、人間には理解しにくい行動をすることもあります。

犬を2匹飼っている飼い主は「いつも一緒に寝ているのに、亡くなる1週間前ぐらいから、一緒に寝なくなるんですよ。そうするともうダメだな、と犬を通してわかります」と教えてくれました。

犬や猫は、人間より優れた嗅覚を持っているので、腸内細菌叢のニオイが変わり、いわゆる死臭がわかるようです。それで、前述の犬は、先にお別れしたのかもしません。

その一方で、老人施設で死期が近づくと看取りをする犬もいます。

犬や猫は、飼い主が想像している以上に繊細で多感なのでしょう。

それにしても、まるちゃんは、ケージの外から眺めているだけのきゅーちゃんにそこまで、心を寄せられるのは、やはりすごいですね。

まるちゃんは、毛が抜けてしまいましたが、現在は毛もフサフサになり元気に家の中で暮らしているそうです。

犬や猫を飼っている人は、犬や猫が、ハムスターや鳥などが亡くなると体調を崩す子もいることを覚えておきましょう。そのような場合は、飼い主は、ペットとのスキンシップを多くしていわゆるペットロス症候群を癒やしてあげることが大切ですね。

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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