固形肥料の使い方、間違ってない?少量でも良く効く正しい使い方を知ろう!
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
固形肥料をやっているのに、花が少なかったり葉が黄化したりすることありませんか?
それは固形肥料を正しく使用できていないからかもしれません。
使い方を間違ったまま、肥料の量ばかり増やしても意味がありません。
意外と勘違いしている人も多い固形肥料の使い方、一度見直してみましょう。
そもそも固形肥料はどうやって効く?
窒素・リン酸・カリの化成肥料であろうが、そこに骨粉や油かすなどの有機物が入っていようが、液肥でなかったらすなわち固形肥料です。
固形肥料は土に埋めることにより栄養分が溶け出し、根に吸収されて効果がでます。
でも固形の肥料から固形の土になぜ栄養分が溶けだすのでしょうか?
土には水分が含まれているからです。
正確には肥料の有機物を分解するのは土中の微生物なのですが、その微生物も水分がなければ活発に動いてくれません。
固形肥料が順調に土に溶けだすかどうかの鍵は、土の水分量にかかっているのです。
追肥が効かない理由はたいていコレ
苗を定植する時、植える場所に穴を掘り、周囲の土に固形肥料を馴染ませておくのが元肥です。
元肥は苗が土に馴染むと同時に根に吸収されます。
この元肥が切れる頃に追加でやるのが追肥。
この追肥、ちゃんと土に深く埋めていますか?
追肥を地表2cmくらいに埋めて満足していてはいけません。
先に書いた通り、肥料が効くかどうかは土の水分量が決めるのです。
地表1~2cmの土が湿っているのは水やり直後だけ!
その時だけ肥料は溶け出しますが、土が乾燥し始めると肥料も乾いてしまいます。
そうすると固形肥料から溶け出す栄養分がストップしてしまうのです。
追肥を入れるなら、土が常に湿っている5cm程度の深さまで掘って入れてやりましょう。
根までの距離も縮まり、それだけで全く効きが違ってきます。
固形肥料の粒は、適度に湿った土に包まれることで役目を果たします。
同じ固形肥料でも、乾燥しやすい薄いプランターと、ビニールマルチを被せた畑では全く効果が違う。
それは固形肥料の粒を包む土の水分量が違うからです。
根を傷めるのを気にしすぎて、追肥を土の表面にやっていませんか?
追肥したのに花が減ったり葉色が悪くなる肥料切れがおきた場合、大抵が固形肥料の埋め方が浅いのが原因です。
固形肥料の「置き肥」とは?
固形肥料を敢えて、土の表面近辺に置く置き肥という肥料のやり方もあります。
観葉植物や盆栽に固形肥料をやるときは、置き肥にしてやることが多い。
現状維持する最小限の栄養をやりたいときに置き肥は便利です。
水やりした時だけ少しずつ栄養が溶けだすので、大きく育ってしまう心配がありません。
溶けにくい、効きにくいを利用した固形肥料の与え方です。
買ったポット苗や底面給水鉢でも置き肥が使われることがあります。
種苗工場で育てているポット苗や底面給水鉢では常に表面まで土が濡れています。
置き肥であっても充分に肥料が溶けだす環境が整っているからです。
他にもある固形肥料が良く効くコツ
以下のことに気を配ると、より固形肥料の効きがよくなります。
- 肥料の粒同士が固まらないように、よく土に馴染ませる
- 苗の片側だけでなく、周囲全体に埋める
- 根に肥料が直接触れないようにする
- 水やりは肥料を埋めた場所もカバーするように広く水をかける
今は水やりと同時にやれる液肥が人気ですが、ジョウロに液肥を加える手間が必要です。
広範囲に肥料を効かせたいときは、固形肥料の方が早いしコストも安くつきます。
どちらも賢く使っていきましょう。
私のHPにも固形肥料について詳しくBlogを書いています。ぜひ読んで下さいね!
これが正解!固形肥料の使い方
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