【3日で収まる!】保育園児の反抗期、今から使える魔法の一言
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。
今回は、反抗的な子どもに大人の話を素直に聞き入れてもらうための方法についてご紹介していこうと思います。
反抗期の子どもあるある
いけないことをしたから叱っただけなのに、
「ほっといて!」
「別にいいでしょ!」
「何でそんな事言われないといけないの!」
こんなことを言われてしまった経験はありませんか?
叱ったところで、言ったことは聞き入れてもらえない。
優しく言ってもダメ。
かと言って、言わなければ気付かないから直さない。
そんな場面は日常的に多くあると思います。
「押してダメなら引いてみろ」なんて事は昔からよく言われますが、それでもダメな場合は一体どうすれば良いのでしょうか。
反抗期を解決する魔法の言葉
こういった子どもたちの姿は、叱った後にたった一言付け足すだけでピタッと収まります。
魔法の言葉、それは 「と私は思うよ」 です。
例えば、狭いところで走り回って遊んでいたとしましょう。
普通であれば、
「こんなところで走ってたらケガするでしょ」
「頭でもぶつけたら病院に行かないといけなくなるよ」
こんな言葉をかけることでしょう。
しかし、魔法の言葉を付け足してみてください。
「こんなところで走ってたらケガすると私は思うよ?」
「頭でもぶつけたら病院に行くことになると私は思うよ?」
いかがでしょうか。
叱られている感じが少し和らいだ感じがしませんか?
ちなみに、「私」と表記しましたが、もちろん「ママは」とか「おじさんは」とか一人称は何でも構いません。
状況にあった言葉に変えてくださいね。
どうして反抗しなくなる?
反抗期の子どもたちは、どうして親に対して反抗しようと思うのでしょうか?
それは、親の意見を押し付けられていると感じるからです。
反抗の気持ちが芽生えるのは、子どもが自立していこうとする気持ちの表れです。
子どもたちはまだまだ経験が浅く、未熟な部分もたくさんありますが、子どもなりに「自分で考えて、自分で決めて行動したい」という気持ちを持っています。
それゆえ、「私の言う通りにしなさい」と言わんばかりに意見を押し付けられた時に、自分の思いを通したいという気持ちが反抗となって表れるのです。
しかし、「と私は思うよ」という言葉を付け足してみるとどうでしょう?
意見を押し付けているというより、「私の意見はこうだ」といったような、ある1人の意見として聞き入れられます。
そうすることで、「あなたもこうしなさい」というニュアンスがなくなり、素直にスッと頭の中に入っていくのです。
ただし、こんなことには要注意!
多用するのは構いませんが、注意しなくてはならないこともあります。
それは、叱る際に怒鳴ったり、大声を出したりと、感情的になってはいけないことです。
一度感情的になってしまえば、どんなに魔法の言葉を使っても、「意見を押し付けられた」と感じてしまいます。
魔法の言葉は冷静に話している時こそ、その効果を発揮してくれるものなのです。
そのため、あくまで落ち着いている時にしか使えません。
それだけは忘れないで使っていただきたいと思います。
今回のまとめ
反抗期の子どもたちは、大人に反抗することで自分なりの考えや、やりたい事を通そうとます。
そのため、むやみに叱ったところで大人の意見を受け入れてくれることはありません。
大切なのは「子どもなりの思いを尊重する」ということであり、そのためには大人の意見を押し付けないことがポイントとなります。
そんな時に、魔法の言葉「と私は思うよ」を使う事で、ある1人の意見として子どもは受け止めやすくなります。
大人の熱い思いを子どもに話すのは素晴らしい事ですが、ガツガツとしすぎては逆効果となってしまうもの。
魔法の言葉は適度な距離感を築いてくれるのです。
反抗期の子どもたちに困っている方は、ぜひ試してみてくださいね。