【富士宮市】自分の居場所はここだ…大自然の中で受けるヘッドスパは足りなかった何かが充電できた気がした
自然の中で見て触れて香りを感じて聴いて味わい、あなたの心と体をゆるめて本来の自分に戻れるアウトドアセラピー。
以前からずっと受けたいと思っていた、自然豊かなキャンプ場で施術が受けられる、『こもれびセラピー』を、本日は体験したいと思います。
場所は田貫湖畔の『FUJIYAMA 泉の森 CAMPING FIELD』さんです。
県道414号線を北上していくと、写真のような看板がありますので田貫湖側に左折します。
右折したらひたすらまっすぐ。田貫湖橋手前の左手に『FUJIYAMA 泉の森 CAMPING FIELD』の看板があり、すぐに分かりました。
道中も、町中と違い森の中を走っているようで、いつもとは違う時間の始まりを予感して、ワクワクします。
時間に余裕を持って出てきましたが、富士宮駅からは40分ほどで到着しました。
予約時間より20分ほど早く着いたので、道路を挟んで反対側のキャンプ場まで散策。
キャンプ場から川に降りられる小径があったので、降りてみました。
勢いよく流れる天色に輝く流水に、思わず歓喜の声が零れました。
川の音、鳥の声、木々の間からの揺らめく光、頬を撫でる風。
ここに立っているということだけで、こんなに気持ちが良いなんて!思わず、深呼吸です。
そんなことをしてあっという間に、予約時間になりました。
最初は自然散策ということで、真理さんに導かれるがまま、森の中へ進みます。
真理さんは森林や、浜辺などの自然の力を借りてリラクゼーションを提供することにより『施術+α』の心に残る癒し体験プランナーとして活動しているJOTA認定キャンプセラピスト。
普段、なかなか入ることのない大自然の中に足を踏み入れるような気分です。
小さな湧水がせせらぎとなり、足元に幾重にも重なる、その景色は絶景としかいいようがありません。
渓流に住むと言われ、レッドリストの指定を受けている二ホンカワトンボが、まるで案内してくれているように、近くをふわふわと舞います。
この岩は『女神の大岩』と言われ、10万年前からこの地を見守り続けているそうです。
左側の大きなでっぱりが鼻、後ろで髪を束ねている姿は優しく微笑む女神の横顔のよう。
さらに奥に進むと、わずかに湧き出していた湧水が集まり、川になっていました。
耳を澄ますと、優しいせせらぎが聞こえます。
途中でモミジイチゴを発見。
子どもの頃は良く見かけて、食べたりしたのですが、最近はめっきりと見かけなくなりました。私が気が付いていないだけなのかもしれませんが…
口に含むと甘酸っぱさが広がり、懐かしさを感じました。
そして、川辺に到着です。
キャンプ場というと綺麗に整地されていて、人工的なものが多いと思っていましたが、安全に大自然を散策できることに驚きました。
散策後は、ハーブティーを頂きます。
カモミール、バタフライピー、ミントのブレンドティーは飲む前からいい香りが漂います。
そして、フラワーベースに差してあるハーブをお湯に浮かべて行きます。
お花だけにしてみたり、そのまま入れたり…思いのままに水面に描く自然のアートは、童心に返ったようで、笑みがこぼれます。
沢山のハーブを浮かべたら、ゆっくりと手を沈めて、しばらくハンドスパを楽しみます。
浮かべた花をちぎったり、揉んだりすると、それぞれの良い香りがして、自然の力を充電しているような気分です。
ハンドスパが終わった後は、フットスパも。裸足になって、地面を踏むだけでも地球からのエネルギーをもらえるみたい。
スパが終わってから、リクライニングチェアに移動して、ヘッドスパです。
ハンモックに寝ているようなふわっとした感触のチェアの上で、肩甲骨から頭、耳までオールハンドでゆっくりと押してくれます。
川のせせらぎと同じリズムで、通り過ぎる風のような心地良さで、すべてが体の中にすぅっとなじんでいくような感覚。
あぁ、私が求めていたのはこれだ!そんな風に感じるひとときでした。
特に右の肩甲骨に違和感を感じる私のために使ってくれたのは、トークセンというもの。
これでトンットンと叩いてもらうと、体の内部まで振動が届くような感覚で、気持ち良く、肩甲骨のこわばりがとても楽になりました。
『こもれびセラピー』はリラクゼーションだけでなく、「自分が自然の一部なんだ。ここに来たかったんだ!」と感じるような、足りない何かを補ってくれるような、そんなセラピーでした。
こもれびセラピー
住所:富士宮市山宮
*場所の詳細は予約時
予約・問い合わせ:公式インスタグラム
定休日:土(午後)・日曜日・祝日
*6月22日(土)に茶工房チャーミーで開催されるココロとカラダを整えるイベント『第1回遊瑠人』で、トークセンが体験できますよ。