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【広島市西区】野菜も肉も魚も全部ぬか漬けから始まる洋食アレンジ料理店!4月上旬からはランチも再開!

かなやんライター・編集(広島市)

日本人に生まれたからこそ身近に味わえる糠漬け(ぬかづけ)。
「健康にいい」というイメージがあり、筆者もスーパーでたまに見かける胡瓜の糠漬けにドハマりした経験がある。
以前、おうち時間が増えたコロナ禍に、自宅で糠漬けを付ける人が増えたというニュースも目にした。

でも意外と手間がかかるのが糠漬け。
腐敗やカビを防ぐため、毎日かき混ぜる必要がある。
湿度の高い夏には1日2回かき混ぜなければいけない場合もあるそう・・・!

発酵食品が身体にいいのは知っている、でも自分で漬けるのは少し面倒・・これが筆者の本音です。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは広島市西区三篠町にある「糠漬工房Nipote」

昨年2022年7月4日オープンした糠漬け料理の専門店。

こちらでは、一旦糠床で漬けた食材を使った創作イタリアンと、その料理とよく合う洋酒が堪能できる。
野菜はもちろん、肉も魚も糠漬けにして調理されているというから驚き。

例えば、広島県産六穀豚や赤鶏などの肉類も、糠床で熟成させることで、酵素の力で柔らかく、ジューシーな食感になるのだそう

食事メニューは全て、2人以上での食事を想定されているそうで少し量が多め。
筆者のようにひとり飲みの人には「少な目(ハーフサイズ)」も対応してくれる。

料理の紹介に入る前にまずはお店の命でもある糠床のお話から。

糠は、明治17年創業の米屋「カツヤ」から取り寄せた無添加ものを使用
まずは常温保管で、様々な野菜を入れてかき混ぜ、糠床に野菜の旨味を染み込ませながら発酵・熟成させる。
2週間ほど続けて、ようやく糠漬けとして食べられる野菜を漬けられるようになるのだそう。

その後は、15度前後に保った冷蔵庫にて保管。
もちろん毎日愛情を込めてかき混ぜている。

熟成させるために使用した野菜は、細かく刻んでドレッシングにしたり、発酵バターにしたりして再利用。SDGsだ。

サラダ感覚で楽しめる「野菜 旬の盛り合わせ」。(写真は1人用のハーフサイズです。)
胡瓜や蓮根、ニンジン、ブロッコリー、ビーツなど旬の野菜が味わえます。

糠漬け料理と合わせるのは、オーナーおすすめの自然派ワイン。
スパークリング・赤・白・オレンジから選べます。
ボトルワインもあるそうで、複数人での食事におすすめ。

「椎茸 ソテー フランス産コンテチーズ」
こちらもハーフサイズ。

ジューシーな椎茸に、塩味の効いたチーズが最高にマッチ。
赤ワインが進みます。

そのままの糠を、お通しのような感覚で提供してくれます。

ちょっと塩味もあり酸味もあり、なめらかな口触りでお酒のつまみとしてチビチビいただきました。

お店では、店頭販売も行っています。

  • ぬか漬けドレッシング(ソース) 税込700円
  • ぬか漬け発酵バター 税込600円
  • 熟成発酵 ぬか漬け 税込550円
  • 熟成発酵 ぬかどこ 税込1,500円

などなど、お家でも気軽に「糠」が楽しめます。

夜が深くなったら、それはそれで良い雰囲気!

美味しい創作料理と、美味しいお酒。
店内のおしゃれな雰囲気も相まって、心地いい時間が流れます。

ひとりでふらっと訪れるのもいいけど、友人達とじっくり食事を楽しみたいなという印象のお店でした。

糠漬工房 Nipote
TEL.082-909-9350
所 広島県広島市西区三篠町2丁目6-15
営 17:00~22:00(L.O.21:00)※4/6~ランチ営業再開予定12:00~14:30/18:00~22:00
休 火曜
お店のInstagramはコチラ

ライター・編集(広島市)

酒とカープをこよなく愛する田舎出身(海と山に囲まれたのどかな場所です)、広島市内在住のかなやんです!美味しい食べ物に美味しいお酒を求めて、カメラ片手にあちこちへ。九州のとあるタウン情報誌の元編集者です。

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