【ミラノみどころ10選】2024年最新!絶対に行きたい注目スポットを全力紹介!
イタリアのファッション、デザイン、建築の中心地「ミラノ」。
サローネ・デル・モービル(ミラノ家具見本市)やミラノ・ファッションウィークなどのイベントには、毎年世界中のクリエイティブな人々が訪れることで有名です。
その美しい景色は、評判どおりの素晴らしさ。
世界最大級のゴシック様式の大聖堂であるミラノのドゥオーモ、
オペラ座とヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの華麗なモザイクとガラス細工など、
見どころが集中しているのも大きな魅力です。
さらに過去10年間で飛躍的に成長してきた、グルメも大きな見どころ。
今では、定番の郷土料理だけでなく、国際色豊かな料理を味わうこともできるので長期滞在にもおすすめです。
ぜひ限られた時間で満喫するための参考にしてみてください。
前回のイタリア特集はこちら。
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1. ミラノ中央駅
1931年に建造された2階建ての駅で、規模はヨーロッパ最大級。
一日平均計500本の列車で毎日約32万人の旅客、年間では計1億1680万人が乗降しているとのことです。
帝国ホテルの2代目本館を手がけた、
建築家フランク・ロイド・ライトからも「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称されたようです。
建築様式は一つで無く、リバティ様式やアールデコの影響を受けた混合様式。
ちなみに、21番線には王の部屋と武器室に分けられたサヴォイア家と王室の待合室「王の間」があるとのことでした。
2. NYX Hotel Milan
今回のミラノ観光で宿泊したのはNYX Hotel Milan。
ミラノ中央駅からも歩いてすぐの位置にあるのでアクセスも抜群です。
入り口を入るとDJブースやレトロゲームがあり、近代的な雰囲気。
イタリアらしさ以上に都会らしさを感じました。
4つ星ホテルだったので、クオリティもバッチリ。
先日ご紹介した通り、ベネチアでは、3つ星ホテルで、1泊¥55,171。
フィレンツェは、2つ星ホテルで、2泊¥88,788だったので、とても満足感が高かったです。
ミラノの宿泊税は4つ星ホテルで5.00ユーロ。
2名で泊まったので合計10.00ユーロでした。
もちろん街並みは違うのですが、この辺りも踏まえつつ、イタリア周遊を計画するのが重要だと改めて感じました。
ホテル全体の壁ではアートがお出迎え。
客室はデザイナー家具で飾られており、この辺りはまさにファッションとデザインの街ミラノらしさを感じられました。
3. ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
ミラノが世界的なファッションの都であることを象徴する「ヴィットーリオ エマヌエーレ 2 世のガッレリア」。
ネオクラシック調の美しい建造物は1861年にイタリア統一をした初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世( Vittorio Emanuele II)にちなんで名づけられています。
ガッレリア(Galleria)とはイタリア語でトンネルやアーケードを意味する言葉。
そんなガッレリアの下には、グッチ、ルイ ヴィトンなどの高級ブティックやカフェが並んでいます。
そんな背景から、世界初のショッピングモールの橋掛けとしても知られています。
中でも最も有名なのは、イタリアが誇る高級ブランド「プラダ」の本店、メンズとレディースに分かれて対峙する店構えは、象徴的な場所になっています。
ミラノの中心である大聖堂広場とスカラ座広場を繋ぐ通路して建設されたということもあり、
これら全てを1日で楽しめるのも大きな魅力です。
そして、特に必見なのが「幸せの雄牛」のモザイク。
プラダ本店の目の前にあり、牛の急所あたりに穴が開いているモザイクが。
この急所を軸に目を閉じて右足を軸に3回時計回りに回ると幸せになれるという逸話があり毎日多くの人で賑わっています。
ぜひせっかくなのでお試しください。
4. Marchesi 1824
イタリアが誇る高級ブランド、プラダが手掛けるミラノのパティスリー「Marchesi 1824」。
ミラノで最も古く、最も有名なペイストリーショップのひとつです。
まさに、ミラノらしさを感じられるカフェとして、カフェ好き必見のお店になっています。
店名の通り、1824年の創業以来、ミラネーゼスタイルを代表する存在「マルケージ」。
ミラネーゼとは、ミラノ風を意味する言葉で、まさにこのお店自体が「ミラノらしさ」なのかもしれません。
創業以来、家族経営のパティスリーとして人気を集めると、1900年代にはカフェに発展。
プラダ・グループに加わった2014年以降は、ここ、ミラノの観光名所「ガッレリア」でもその味を提供するようになりました。
当然のように人気店だったため、この日も30分ほど待った上での入店になりました。
内装は、淡いグリーンを基調としたアールデコ風のインテリアが特徴的。
ショーケースにはさまざまなスイーツがラインナップされ、どれも全てが美味しそうに感じました。
この日にいただいたのは、ドリンク2品とスイーツ2品。
Cappuccino Shakerato10.00EUR(約1,617円)
Caffe Shakerato 9.50EUR(約1,537円)
Fetta Panettone 9.00EUR(約1,450円)
Tiramisu Mono 13.00EUR(約2,100円)
こちらのFetta Panettoneというパネトーネケーキは、ペストリーアートディレクターのディエゴ・クロサラ氏が「アルティスティ・デル・パネットーネ2023」にて優勝した自慢の一品。
100%イタリア産小麦粉、自然派素材にこだわったレーズン、シチリア産オレンジなど、材料へのこだわりがぎゅっと詰まった焼き菓子です。
もう一ついただいたスイーツは、ティラミス。
今回の周遊ではローマにてPompiのティラミスをいただいたのですが、高級な味わいをと思いここでも注文。
マスカルポーネクリームをベースに、コーヒーに浸したレディフィンガーというビスケットを忍ばせつつ、無糖ココアパウダーにて味付け。
素材のなめらかさが高級感を感じる逸品でした。
5. ダンテ通り
ミラノのシンボル”スフォルツァ城”と”ドゥオーモ”をつなぐメイン通り。
歩行者天国になっている石畳みの通りで、両側には歴史ある建物が並び見応えもあります。
歴史ある建物の中には、ガラス張りのおしゃれな店が立ち並び、ぶらぶらとウインドウショッピングするだけでも楽しめます。
もちろん、ご自身のお土産用にも、気になるお店があったら入ってみてほしいです。
6. スフォルツェスコ城
ブラマンテやダ・ヴィンチが携わり、15世紀にミラノの領主であったスフォルツァ家が完成させた居城「スフォルツェスコ城」。
中世ミラノの繁栄期を象徴し、街のシンボルとして歴史を伝える、
ミラノの象徴的なルネサンス建築です。
城と呼ばれていますが、スフォルツェスコ城 は、城というより広い中庭がある要塞のような雰囲気。
入り口の正面は109メートルという高い塔になっていて、そこからレンガの城壁がぐるりと取り囲んでいます。
また入り口の塔の前には円形の噴水と馬に乗ったスフォルツァ公爵の彫刻が見応え抜群です。
7. Ristorante Galleria
まさにミラノ風のグルメを味わいたいと思ってディナーに訪れたのがRistorante Galleria。
店名にもある通り、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアにあるレストランです。
お店の営業時間も、10:00-0:30と長く、「スカラ座の夜のショーの後も楽しめる場所」としても有名です。
1968年から50年の歴史を誇るお店で、2018年には州都がミラノであるロンバルディア州から認定を受け「歴史的かつ伝統的なお店」としても認知されているようです。
伝統的なイタリア料理、中でも薪オーブンで焼いた香り高いピザが魅力とのこと。
加えて、ミラノ風を冠したさまざまなグルメを味わえます。
席についたのち、お通しとしていただけたのは、長いプリッツのようなビスケットと、ピザ。
早速お店の魅力を楽しめました。
お酒としては、イタリアの食前酒アペロール(APEROL 15.00EUR(約2,423円))を注文。
カツレツもミラノ風リゾットもホームページに記載がある自慢のメニュー。
ミラノ自体、周囲の領土とその歴史に結びついた料理の伝統が多数。
歴史の転換点ごとに、国のリーダーも境界線も変わってきたことで、料理もさまざまな影響を受けているようです。
さて、まずミラノ風リゾット(Risotto alla Milanese 22.00EUR(約3,557円))について。
日本でもよく親しまれているマイルドでクリーミーな味わいが特徴のゴーダチーズや、「チーズの王様」と称される濃厚なパルメザンチーズをはじめ、4種類のチーズを使用して作られます。
また、お米の粒感(アルデンテ食感)がおいしさのひみつなようで、こちらのお店でもしっかりと味わえました。
ちなみに、お米が黄色いのは、サフランを使っているからとのことでした。
もう一つは、ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milanese 29.00EUR(約4,690円))。
子牛肉をたたいて薄くのばし、少ない油で揚げ焼きにするミラノの名物料理。
日本でも、トンカツ。と呼ばれる料理がありますが、そもそも“カツ”という言葉自体がカツレツに由来します。
お皿を覆うほどの大きさでインパクトも大きいですが、お肉自体は薄いので、程よいボリューム感でいただけました。
8. Starbucks Reserve Roastery Milano
エスプレッソ発祥の地であるイタリアにおいて、スターバックスが満を持して上陸したスターバックス第1号店。
ダンテ通りの途中にあり、外観から早速魅力が溢れています。
元々は郵便局だった建物とのことで、店名の上には「POSTE」の文字が刻まれています。
さて、店内に入ると、まるでアミューズメントパークのような装い。
天井が高く解放感がある一方で、工場のような無骨さを備えつつ、トスカーナ産の大理石をカウンターや床に使用することで、イタリアならでは、の雰囲気を実現しています。
中央には巨大な焙煎機が。
こちらはイタリア・スコラーリ社製の焙煎機で、シックな店内の雰囲気に合わせたブロンズ色は特別仕様だとのこと。
この焙煎機自体、イタリアらしさを大事にした背景があり、スタバの進出とも深く関わりがあります。
長年根付くコーヒー文化が元々あったことから、アメリカ企業の進出を拒んできたイタリアですが、この店舗を皮切りに続々オープン。
今回のイタリア周遊でも、さまざまな地で確認できました。
そんなイタリアだからこそ、第1号店はとても希少性の高いStarbucks Reserve Roasteryとしてのオープン。
Starbucks Reserve Roasteryは世界でも6店舗しかない焙煎所を備えた施設で、通常の店舗では味わえない高品質なコーヒーを味わうことができます。
日本でも中目黒にある、Starbucks Reserve Roasteryとして2018年にオープンしていますが、他には、アメリカに3店舗、中国に1店舗あるのみです。
そんな、Starbucks Reserve Roasteryでは、プリンチも併設。
プリンチはイタリア人が経営するベーカリーで、世界中のスターバックスリザーブで提携している店舗です。
日本でも味わえますが、本場だからこその魅力を感じられます。
9. ミラノのドゥオーモ
ミラノのシンボルドゥオーモ。
1386年に時の権力者の命により着工され、
あまりの巨大さゆえに、完成したのは500年以上経った1887年とのこと。
ミラノ最大のゴシック様式の大聖堂で、135 の塔と無数の彫像があります。
今回は内部のみの見学でしたが、屋上のテラスからは、街並みを一望できます。
地上 70 mの屋上で、内部のエレベーターから昇れます。
今回、公式サイトからチケットを購入したのですが、チケットの数か多すぎるのが難点。。
この日は、内部が見れれば良いかなと思い「Duomo+Museum」のチケットを購入。
1人10ユーロで購入可能です。
テラスへのエレベーター移動希望の方は1人25ユーロのCombo Liftを。
階段移動希望の方は1人20ユーロのCombo Stairsを。
ちなみに、階段でも10分程度で昇り切れるとのことなので、自信がある方は少し節約してみても良いかもしれません。
加えて、FAST TRACK PASS with teraces by liftは、エレベーターへの優先入場付きで30ユーロ。
慎重に検討しつつ、納得いく選択肢を選んでいただくとよさそうです。
さて、お話戻ってドゥオーモについて。
ドゥオーモの建設には、長年、数多くの彫刻家が取り組んでおり、ゴシック様式のレリーフの中には、テニスラケットやボクシングのグローブといった変わった模様もあるとのこと。
その辺りを探すのも面白みなのかもしれません。
10. スカラ座博物館
1778年に完成したイタリアを代表する歌劇場。
イタリアのオペラとバレエで名高く、博物館と音楽図書館を併設
残念ながら、今回訪問した2024年5月のタイミングでは、外壁の工事中で2024年中は、幕がかかっているような雰囲気でした。
イタリアのオペラ、オーケストラのコンサート、クラシックバレエの鑑賞ができ、ホール内は圧巻とのこと。
残念ながらタイミングが悪く、劇場内を確認することができず。。
日曜日は劇場内に入ることができなかったり、そもそも休館日だったりするので、事前に公式HPを確認することをお勧めします。
とはいえ、この日は、博物館のみは開館していたので入場。
実際に劇場で使われた衣装やその歴史を見るなど、雰囲気だけ味わうことにしました。
ちなみに、鑑賞をする場合は、最低 150 ユーロからと高額。
日本円で25,000円程度なので、芸術が好きな方にはお勧めなのかなと感じました。