サイクロン・ウィンストン、フィジー直撃か
追記 (21日の情報)
- 土曜夜(20日)、ウィンストンはフィジーを直撃した
- フィジーの観測史上、最強サイクロンとなった
- 最大瞬間風速84.9メートルを記録した
- 少なくとも6名の死亡が確認されている)
サイクロン・ウィンストン
南半球で大変なことが起きている。
フィジーの観測史上、かつてないほどに発達したサイクロンが、現地時間の今夜(20日)直撃する予想がでている。最悪の場合、街に壊滅的被害が及ぶ恐れもあるという。
フィジーの気象当局の今朝の発表によると、サイクロン・ウィンストンの中心気圧は920hPa、最大平均風速は62メートル。サイクロンのカテゴリーの中で最も強いカテゴリー5の強さとなっている。これは、スーパー台風に匹敵する、猛烈な嵐である。
発達の理由の一つに、エルニーニョ現象に伴う海水温の上昇がある。この海域の海水温は30度近くもあり、例年よりも1度以上高くなっている。
今後の予想
ウィンストンは、今後もまだまだ発達し、フィジーの本島に最接近する今夜頃、最も発達する見通しだという。
フィジーではすでに多数の人々が避難し、空の便や船も相次いで欠航を決めている。