平均パットストローク2位の西村優菜プロが使うパターは安定感と操作性が抜群だった!
この、みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
女子ツアーが熱いですね!稲見萌寧プロが圧倒的な強さで賞金ランキングトップに立ち、小祝さくらプロがそれを追っている状態です。
しかしシーズン終盤に来て猛烈な追い上げを見せているのが、3位につけている西村優菜プロです(10月10日現在)。
西村プロは150センチという小さな体で飛距離はあまり出ないのですが、2020−2021シーズンの平均バーディ数は現在2位!
それを支えるのがなんといってもパットの上手さです。平均パット数も現在2位。そんな西村プロが使っているパターがオデッセイのWHITE HOT OG #7Sパター。
好調なプロが使っているクラブって興味が湧くじゃないですか。ってことで、西村プロと同じパターを使ってみることにしました!
西村プロの使うWHITE HOT OG #7Sは、2000年に発売されて一大ブームを作ったホワイト ホットインサートを使ったパターで、いわゆる「ツノ」と呼ばれる形状です。
その「ツノ」の中でも西村プロはショートスラントネックのモデルをチョイスしています。
これは西村プロが「スライスラインの時に捕まらずに抜けてしまう」という悩みがあったために、操作性が高くしっかりと捕まえていけるショートスラントネックを選んだようです。
構えてみると、ヘッド後方の「ツノ」の間がちょうどボールと同じ幅になっているので、目標に対してとても構えやすい。ヘッドの座りもとてもいいです。
ストロークはストレートではなく、イン・トゥ・インの緩やかな弧を描く動きが自然ですね。ヘッドのターンはしやすいので捕まえるというイメージが出ます。このあたりが西村プロも気に入っているところなのでしょう。
僕も短い下りのスライスラインとかが苦手で、右にスーッと抜けてしまうのが嫌なんです。そういうラインのときは少し捕まえて打ちたいんですが、このパターならやりやすそうな気がします。
打感はホワイトホット特有のかなり柔らかいもの。しかし少し芯のあるような打感と打音もあるので、距離感は出しやすい。しかし柔らかめのボールとは少し相性が悪いかもしれないですね。
後方の「ツノ」のおかげか、多少の打点のズレがあっても方向や距離感のズレは少ないです。ボールの転がりもよく、直進性の高い良い回転の球が打てているような気がします。
マレット型の安定感や構えやすさがありながら、操作性もあるので、とても扱いやすいパターだと思いました。
ただ、僕の好みですが、もう少しヘッド重量があったら、もっとストロークが安定するような気がしました。実は西村プロもヘッドの裏に鉛を貼って重量を重くしているようなので、僕も真似してみようかと思っています。
ストレート軌道でパットをしたい人や、引掛けが嫌な人には向かないパターかもしれませんが、マレット型の優しさは欲しいけれど、少し捕まえていきたい人にはとてもいいパターだと思います。