みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。

ゴルフのプレーには必ず必要な小物ってのがありますが、その一つがティーですよね。ティーって一袋いくらとかで売っているし、コースによっては無料でもらえたりすることもあります。ノベルティでもらうこともあるし、あまり高いお金を出して”買う”というイメージないですよね。

しかし、なんと1本836円（税込）もするティーがあるんですよ。それが「TORNADO TEE（トルネードティー）」。しかもトルネードティーは5本セットでしか売っていないので、買うとしたら4180円もかかっちゃうんです！ティーに4000円以上って・・・。

でもね、このトルネードティが売れているそうなんですよ。なぜこんなに高いティーが売れるのでしょうか？

実は僕は今年の初めにトルネードティーを買ったんですよ。SNSとかで誰かが紹介しているのを見て、興味本位で買ったんです。ちょうどポイントが貯まってたし、記事にできたりするかもってことで、思い切って買っちゃいました。

そもそもトルネードティーはどういうティーなのかというと、ボールを乗せる部分に「柔軟性」と「軽さ」がある単繊維を織り込む形状（モノフィラメント構造）を採用しているんです。繊維のような素材を編んでボールを乗せる部分が作られているので、柔らかいんですよ。

そのことで摩擦抵抗によるヘッドスピードのロスが無く、ボール初速が上がり、さらにスピンが減って飛距離も伸びるってことらしいんです。

メーカーの話によると、なんと12ヤードも飛距離が伸びるそうなんですよ。初速が上がって、曲がり幅も少なくなるなんてこともパッケージに書いてあります。そして1000回打っても壊れないのだとか。

僕はすでにこのティーを50ラウンドほど使いました。メーカーの言うように飛距離が伸びたり、曲がらなくなったりってのは、正直わかりません。

でも、ちょっとスピン量が減ってるような弾道になっているので、その効果はあるのかも。個人的には少しだけ飛距離も伸びているような気もしています。

ショットの時にティーがフェースに当たる感触は全く無いので、振り抜きが良くなっているのは間違いないとは思います。

そして、このトルネードティーを使って一番感動したのは、地面からティーが一度も抜けないこと。

単純に1ラウンド14回ティショットで使うとして、50ラウンドですから700ショットくらいはしているわけですが、一度もショット後にティーが地面から抜けたことがありません。なので、当然ティーが無くなったこともない。

ショット後にうろうろとティーを探さなくても、絶対に地面に刺さっているのってけっこうストレスが無くてラクなんですよ。やっぱボールを乗せる部分が柔らかいので、インパクトの衝撃を受け流してくれているんでしょうね。

実は26ラウンド目に繊維のボールを乗せる部分が、台座からスポッと抜けちゃったことがあるのですが、ボンドで接着したら完全に復活してずーっと使えています。結局50ラウンドを1本のティーでプレーできているんですよ。

ってことは、836円÷50ラウンド＝16.72になるので、1ラウンドあたり17円くらいということになります。これってけっこうコスパ良くないですか？これから使えば使うほど、さらにコスパ良くなるし。今のところ壊れそうな気配もないんですよね。

この調子で行くと、5本入りのパックを買ったら、数年はティを買う必要がないってことになります。しかも飛距離が伸びたり、曲がりが少なくなったりしてるのであれば、これはかなりお買い得なんじゃないかと。

確かに最初に4180円もかかってしまうのですが、それも友達と一緒に買ったりすれば負担は少なくなるしね。

最後にトルネードティーのちょっと不便なところを。

地面に刺すときに、繊維の部分が持てず、台座の部分を持ちながらになってしまうので、地面が硬いと刺しにくいです。あと、真っすぐに地面に刺さないと、ボールが落ちやすい。僕がちょっと不満なのはこの2点くらいかな。

とにかく、かなりお高いティーですが、結局はコスパがかなりいいんじゃないかというのが僕の感想です。

気になった人は、ちょっと勇気を出して使ってみてください。