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新旧の良さが同居する西東京イチ押しの銭湯「庚申湯」

カラーひよこサウナ散歩家

サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 320 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。

この日は久しぶりの西東京市の「庚申湯」さんでサウナ散歩。田無駅からは徒歩約 20 分と少し距離がある。立派な宮造りの外観でバリバリに年季の入った昭和銭湯かと思いきや、いつ訪れても浴室もサウナも隅から隅までがピカピカで輝くように真新しい。支払いも PayPay が使えたりする。

田無イチ推しの人気銭湯

庚申湯。美しい
庚申湯。美しい

15 時の開店少し前に到着すると 10 人近くの常連さんが列を作って並んでいる。その後も店の前の少し緩い坂道をえっちらおっちらと歩いてくる年配の方々が次々と列に続く。そして先生に引率された黄色い帽子の園児の集団もゾロゾロと店内へ・・。

男女の浴室が週替わりで、この日の男性側は露天風呂ありの「富士の湯」コンフォートサウナの「絹の湯」側がサウナ的には好みだけれど、総合的には露天風呂付きのこちらの方がお得感。

脱衣所も、また塗り直したのかなというくらいにロッカーがピカピカでペンキの匂いもするような。床板も鏡のようにつやつやに光っている。

見上げる高い格子天井とレトロな柱時計にだけは歴史を感じる。創業 55 年との事。その当時は現在の「西東京市」ではなく「田無市」だったかと。

いつ来ても綺麗過ぎるお風呂とサウナ

フロントと休憩スペースも綺麗
フロントと休憩スペースも綺麗

浴室のペンキ絵は日本に三人しかいない銭湯絵師の田中みずき氏筆の富士山。少し黄緑の差した白い山頂の筆致が素晴らしい。よく見ると男湯と女湯の境目、山の向こうに可愛らしいアマビエ像の姿。コロナ禍以降に描き足されたものかと思われる。

カランの丸い鏡、ケロリンの桶、富士山・・「ザ・銭湯」といった趣きである。

一番風呂だったので尚更だけれど、お湯もいつも綺麗だ。中温の浴槽、一部深くなっているフットバスとヒップアップエステで解される。いつもながら最高のひと時。。

男女週替わり制で2つの浴室が楽しめる
男女週替わり制で2つの浴室が楽しめる

下茹でされてから遠赤外線サウナへ。白黒ストライプのサウナマットだ。このマットと水風呂との位置関係や水の質感で、武蔵境の「境南浴場」が何となく思い出される(今月リニューアルオープンとの事)。

このサウナ室もまるで板を張り替えたばかりのようにすっきり綺麗。テレビ有りで2段席。90 度弱のサウナはマイルドで、5 分の砂時計を2度ひっくり返して 15 分も滞在。

これまた優しい感じの体感 18 度くらいの水風呂に長く浸かってからの2セット目は上段席で 12 分。

露天風呂に出ての外気浴も思ったが、この日は脱衣所の真ん中のベンチで休憩。大塚製薬の自販機でイオンウォーター。

浴室へ戻るとフェイバリットの薬湯でほやほやタイム・・ぬる湯で綺麗な緑色。今日は「森林の湯」

低温の薬湯で 10 分近く呆けてから、〆の露天風呂へ。高い目隠しで切り取られた四角い空の下の豪華な岩風呂。浴室の窓から富士山の絵も見える。

一部が一人用の壺湯になっていて、その上の湯から滝が注ぐ。これもたまらん・・今日もおつかれさまでした。

いつもジャンクなラーメンばかりだけど、こういうのもいいですね
いつもジャンクなラーメンばかりだけど、こういうのもいいですね

サ飯は途中の町中華で豚の生姜焼き定食。たまにはヘルシーに・・

ごちそうさまでした(^人^)

庚申湯(公式サイト)
料金:520 円・サウナ + 250 円(サウナ利用者は入浴含めて 2 時間まで)
営業時間:15 : 00 〜 23 : 00
定休日:月曜日
アクセス:西武新宿線「田無駅」北口徒歩 15 分
駐車場:14 台
関連リンク
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サウナ散歩家

年間約 150 回サウナに入ってます。主に首都圏のサウナを渡り歩いております。たまに出かける旅行も専らサウナ目的。新規に訪問した良サウナ施設を紹介していきます。

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