富田林に住んでいると、市の中心付近を縦断する大阪外環状線は非常に重宝しますね。車での移動に最適なのはもちろん、通りにはチェーン店などのお店が出店し、ショッピングやグルメにも便利です。

そして、意外にも私のような公共交通派にとっても、歩道と車道が分かれているので本当に歩きやすいのです。といっても、古い街道と比べると、良くも悪くも無機質なバイパス道になりかねない大阪外環状線ですが、車道と歩道の間に並木が並んでいて、日陰になっていたり、歩きながらの目の保養になっていたりします。

ところが今回は、更に季節を感じるコスモスの存在を発見しました。場所は近鉄喜志駅から南方向に、美具久留御魂神社のある宮町方向に歩いたところ。この写真でも真ん中あたりにかすかに見える黄色いのがそれです。

歩いていくと黄色いものが大きくなってきました。

こちらです。オレンジ色のコスモスが咲いています。

調べるとキバナコスモスという名前だそうで、キク科に属する一年草とのこと。

最初はぽつりぽつりと咲いているだけですが、ある所から群生のように続いています。見た目ですが50メートル近くはありそうです。

すぐ横を車がどんどん速度を上げて走っている途中、癒されるコスモス群。

残念ながら撮影が間に合わなかったのですが、この辺りに近づくと、蝶が一斉に飛んでいきました。

ちなみにキバナコスモスの花言葉は「野生美」というそうです。

さらに調べると「こぼれ種」といって自然にこぼれ落ちた種からでも芽を出してキバナコスモスが育つとのこと。だからこうやって沿道にコスモス群ができたのかもしれません。

歩道の反対側にもコスモスが咲いているところがありました。

キバナコスモスは花期が長く、害虫の被害も少ない上に、やせた土地でも育つという特徴があります。ただよく見るともう終わっている花もあるようなので今が見ごろのピークのようです。

11月ごろまで咲いているという情報もありますが、見ごろは今のうちだと思います。

よく見ると微妙に花びらの形が違うものがあります。そういう違いを探してみても面白いですね。

このあたり、フローズンドアの手前でコスモスの群生は終わっていました。喜志駅から歩いてフローズンドアや美具久留御魂神社に行く途中でコスモスの群生を見てはいかがでしょう。ちなみにニトリは道路を挟んだ反対側ですが、寄り道する価値はあります。

まだまだ暑い昼間ですが、「秋桜」と書くコスモスが見ごろということで、確実に秋が近づいている。美しい花を見て、そんな気がしました。

大阪外環状線沿い桜井町にあるコスモス群
住所：大阪府富田林市桜井町
アクセス：近鉄喜志駅から徒歩5分

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