もちもち食感は和菓子屋さんならでは!餅粉を入れた「きよめぱん」あんこ好きな方への愛知旅行土産に
日本三大神宮のひとつ、熱田神宮。神宮とは皇室と所縁の深い神社につけられる称号のひとつであり、熱田神宮は日本に古来より伝わる三種の神器のひとつ「草薙神剣」が祀られていることから神宮とついております。
いわゆるパワースポットのひとつとして、これから迎える新年の初詣にはそれはもうたくさんの人で賑わうのです。その熱田神宮のお膝元にお店を構えるのが、創業1935年「きよめ餅総本家」さん。シルクのようになめらかでふわふわのあんこを包んだお餅、きよめ餅は愛知県を代用する銘菓としても有名ですが、実はちょっと意外な歴史をもつお菓子があるのです。
今回はきよめ餅総本家さんの「きよめぱん」をご紹介。
和菓子屋さんでパン?と思うかもしれませんが、実はこれには大きな理由が。戦後は配給用のパンをお作りになっていたというきよめ餅総本家さん。その頃はまだお砂糖は貴重品でしたし、甘いお菓子のような嗜好品を購入したり、お作りになる余裕もなかった時代です。
その頃の名残りもあり開発されたきよめぱん。カップ入りではありますが、やや平らなふっくらとした焦げ目がついた肌に散らされた黒胡麻は、まるであんぱんをそのままミニサイズにしたような風貌です。マーガリンのアットホームな香りもまたレトロ感があっていいですねぇ。
驚くべきはそのもちもち食感!むちーっとしたコシのある生地は、色味こそパンのようでもありますが、食感の弾力は確かに和菓子!配合された餅粉がいい味をだしていますね、ぱさついていないところも好感がもてます。
日持ちがする粒餡ながらもあっさりとしているのは、流石お土産のお菓子もお得意なだけありますね。なかなかのカロリーではありますが、ついつい手が伸びてしまいます。素朴なのに危険な魅力…。
イーストを使用していないので、パンというよりはお饅頭に近いのでしょうか。卵のコクが効いているのもあり、パンでいうところのブリオッシュのようなテイストもほんのり。
愛知県、特に名古屋市は味噌カツやひつまぶし、和菓子では外郎や鬼饅頭に老舗の上生菓子など美味しいものやお土産が沢山!きよめぱんのお日保ちは製造日より68日と長めですので、お土産などを食べ切ったあとの余韻として、思い出した頃に旅の記録と共に召し上がるのもまた楽しみのひとつですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<きよめ餅総本家・本家>
公式サイト(外部リンク)
愛知県名古屋市熱田区神宮3-7-21
052-681-6161
8時30分~18時
年中無休