横浜市の農業専用区域に指定されている都筑区東方町。時折軽トラックが行き交い、のどかな風景が広がるこのエリアに、2021年2月小さな直売所がオープンしました。

赤いパラソルが目印「吉浜農園」の直売所

横浜テニスアカデミーから大熊川沿いに少し北に進んだところにある、赤いパラソルが目印の【吉浜農園】直売所。

直売所を管理しているのは吉浜農園の園長・田中千恵さんです。 今年2月、実のお祖父さまから畑を引き継ぎました。現在、離れも含めて合計1000坪程の畑にお祖父さまと一緒に野菜や果物を作っています。

吉浜農園は、収穫した農産物をJAや他店に卸さず、こちらに足を運んでくれたお客さんにのみ販売しています。「あくまでも家庭菜園スタイルで育てているんです」という田中さん。

「祖父は家庭菜園として農作物を作っていたので、収穫したら自分たちで消費するだけでした。たくさん採れたものはご近所に分けたりしていましたが、それでも余った分は処分していたので、今思えばとても勿体なかったと思います。また、次の世代も畑を持続できるように少しでも運営費を賄う必要もあるので、それなら直売所を作ろう！と思い切ったんです」

直売所を訪れるお客さんは、昔から馴染みのある近所の人たちや、若いママさん、車で買いに来られる方もいらっしゃるとか。この日来店したお客さんもご近所の方だそうで、賑やかにおしゃべりながら品物を選んでおられました。

今が旬です！ お陽さまの光を燦燦と浴びたみかん

みかんの旬10月下旬ということもあり、つやっとハリのあるみかんがたくさん並んでいました！

そしてお値段がなんと一皿（6個）100円という価格！

大小さまざまなので、お好みサイズのみかんを６つ選ぶことも可能。

直売所から離れたみかん畑にも特別お邪魔させてもらったのですが、高台で周りに影になる建物もなく、陽当たりがとてもいい場所。これは甘いみかんが実るはずですね。

足元からサステナブルな取り組みも

この日、直売所オープン時にはたくさん並んでいたみかんですが、お客さんが次々とたくさん購入していかれるので、あっという間に少なくなっていましたよ。

みかんの他にもサツマイモや唐辛子などが直売所に並んでいました。

最近ではゼロウェイスト（ごみを無くす）販売も積極的に取り入れ、お客さんにも好評だそうです。

お店に行く際は、汚れてもいいマイバッグをお持ちくださいね。

みかんの販売は例年10月中旬から11月下旬頃まで。なくなり次第終了です。