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忙しい毎日に疲れたら…ホッとする原風景を見に行かない?東京23区にのどかな夏を過ごせる場所があった

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こんにちは、ホリデーノートを運営しているotoです。今回は、世田谷区にある「次大夫堀公園民家園(じだゆうぼりこうえんみんかえん)」へ行ってきました。小田急線「成城学園前駅」より徒歩15分の場所にあります。

「次大夫堀公園民家園」で昔懐かしい夏を楽しむ

旧城田家住宅主屋
旧城田家住宅主屋

在りし日の、世田谷の原風景を楽しめる「次大夫堀公園民家園」。昭和はじめ頃の夏のくらしをテーマにした展示が行われており、牧歌的な夏を味わうことができます。おもに展示を行っているのは、民家園の中心にある「旧城田家住宅主屋」。農業のほかに酒屋を商っていたため「さかや」と書かれています。

「旧城田家住宅主屋」の前には、将棋とスイカ、そして蚊取り線香。

近くの道には、けんけんぱの丸が描かれていました。

写真では見えづらいですが、縁側には涼やかなガラスの風鈴が設置され、豚の蚊取り線香も置かれていました。むかしの家屋は開放的なつくりであるため、涼しい風が入る一方で、蚊をはじめとする虫もよく入るので、縁側では蚊取り線香を焚いていたのだそう。

縁側から見える庭には、朝顔が咲いています。エアコンがない時代には、風鈴の音色や、朝顔、金魚鉢、竹林などの見た目と言った、五感による涼しさを感じていたと言います。

「旧城田家住宅主屋」では、ラムネ(1本150円)を買うことができます。とても暑い日だったので、筆者も購入。のどかな風景を眺めながら飲むラムネは最高です。

世田谷区とは思えない、のどかな風景に癒される

さて、園内をもう少し歩いてみましょう。「次大夫堀公園民家園」は、江戸時代後期〜明治時代初期にかけての農村風景を再現した公園です。”生きている古民家” をテーマとした園内を歩いていると、民家園の方が気軽に声をかけてくださり、本当に小さなひとつの村があるようです。

民家園で最も大きいのが「旧安藤家住宅」。大蔵村名主を勤めた安藤家の屋敷配置をできる限り再現しています。

深沢の秋山家屋敷にあった外倉ですが、民家園では「旧安藤家住宅」の外倉として復原しています。

園内には、火の見櫓まであります。櫓についている半鐘は、火災の際などに警鐘を鳴らすもの。宇奈根地区で使われていたものだそうです。

そして畑も広がっています。そば畑、藍染めの材料として用いられる植物、そして野菜などが育てられています。

こちらは水田。青々とした稲と青い空が広がる風景は、慌ただしい日常から心を解放してくれます。

公園の名前の由来にもなっている、昭和55年に復元された次大夫堀。正式には六郷用水といい、かつては全長23.2kmの農業用水です。

合わせて行きたい!喜多見5-21遊び場「竹山緑地」

「次大夫堀公園民家園」の目と鼻の先に、喜多見5-21遊び場「竹山緑地」があります。本当に、ただただ竹林が広がり、小径が整備されているだけの場所ですが、だからこそ自然の美しさと涼しさを感じられます。
あたり360度、見渡す限りの竹林が広がる風景は、別世界に迷い込んだ気にもなってしまいます。

「次大夫堀公園民家園」と合わせて訪れ、のどかすぎる景色に心が解放される、非日常気分の夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。

次大夫堀公園民家園
住所:東京都世田谷区喜多見5-27-14
電話番号:03-3417-8492
開園時間:午前9時30分~午後4時30分
休園日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)/年末・年始(12月28日~12月31日、1月2日~1月4日)
公式サイト(外部リンク)

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