【秋田県大仙市】新鮮な魚を秋田の銘酒・新政で!希少な日本酒が楽しめる人気酒場『ちさか』とは?
秋田のレアな日本酒が勢ぞろい!大曲の酒吞み人たちの楽園『ちさか』とは?
新鮮な魚をアテに呑む秋田の銘酒。
季節が夏に向けて歩み始めた5月の夜、私は軽やかな足取りで大曲の繫華街へと向かった。そう、丸の内エリア屈指の人気酒場『居魚屋(いざかや)ちさか』である。
屋号の「居魚屋」が示すように、『ちさか』の魅力は店主が直接買い付けたピッチピチの海鮮である。店先のホワイトボードには、気になる本日のおススメがズラリ。私は心を躍らせながら、その幸福への扉を開いた。
『ちさか』といえば日本酒に注目だが、まずは瓶ビールで喉を潤そう。お通しの「ニラの卵黄のせ」をアテにビールを捗らせながら、品書きに目をやる。さあ、今日はどんなウマい魚と酒に出会えるだろうか。
品書き
本日のおすすめ
白ハマグリの酒蒸し:980円、今日の山菜天ぷら:800円、カンパチのなめろう:980円、カンパチ刺し:800円、ヤリイカ刺し:900円、炙り金目鯛刺し:800円など。
本日のお刺身
塩釜産 本まぐろ赤身:1,870円、北海道産 活 特大北寄貝:880円、宮城県産 活 特大赤貝:660円、青森県産 活 大ホタテ:660円、青森県産 鮃の昆布〆:880円、会津若松産 特上 生馬刺し(赤身):1,320円など。
焼き物
本場仕込み 牛タン焼き 極(一枚):1,320円、カンパチカマの塩焼き:880円、寒サバの塩焼き:825円、イカの一夜干し焼き:770円、活ホタテのバター焼き:660円など。
揚げ物
自家製旨辛手羽先(三本):660円、サキイカの天ぷら:660円など。
その他
自家製 特大エビチリ/エビマヨ(4尾):1,430円、特製牛ホルモン煮込み:660円、自家製 出汁掛けたまご焼き:550円など。
『ちさか』は新鮮な刺身のほか、焼き物や揚げ物も充実している。人気のハマグリの酒蒸しや今が旬の山菜の天ぷらなども気になるところだが、ここはやはり刺身が食べたい。ひとまず私は大将に1人前の刺身の盛り合わせをお願いした。
新鮮な刺身と秋田の銘酒で夜をゆく!大曲の名店で過ごす至福の夜とは?
お待ちかねの刺身の盛り合わせが到着。……って、なんだこの侍ジャパンレベルの豪華なメンツは。グルメ素人の私でもわかる。こいつら全員かなりハイレベルだ。
とろけるマグロ、ぶ厚いホタテ、そしてクリーミーなウニ。紛れもなくこいつら全員ウマいやつだ。イカはめちゃくちゃ甘いし、会津直送の馬刺しが加わっているのも嬉しい。
この新鮮な刺身に合わせるのは、新政のNo.6 S-typeだ。まるで果実のようなフレッシュ感と心地よい酸味。もはや無限に呑めそうな秋田の銘酒と共に夜をゆく。最高過ぎて鼻血が出そうだ。
ここでひとつ気になるメニューを発見。宮城県は塩釜からやってきたモウカの星とは何者なのか。店員さんに確認したところ、どうやらモウカザメの心臓のようだ。俄然勢いがついた私は、知る人ぞ知る珍味に挑戦することにした。
プリップリの珍味を切れ味鋭い日本酒『山本』で!〆は絶品の海鮮丼で全勝優勝!
噂の珍味・モウカの星が登場。初めて食べたが、プリプリコリコリの食感で今は禁じられた牛のレバ刺しに近い。臭みはなくクセも無いため、どんどん箸が進む。これは素材が新鮮で、きちんと下処理もされているからであろう。
プリップリの珍味に合わせるのは山本の純米吟醸ブラック。こちらも秋田の日本酒界を牽引している銘酒だ。フルーティーながらもキレのある後味、そして酒吞みの心を躍らす見事な表面張力。なみなみと注がれた山本を迎え入れつつ、そろそろ〆へと進もうか。
先ほどの刺身オールスターズが頭から離れなかった私。今回〆にお願いしたのは新鮮な刺身を使った丼ぶりだ。そう、今日はとことん旨い魚介とランデブー。初夏の海鮮祭りだ。
そのウマい肴とウマい酒で、舌が肥えた呑兵衛たちを魅了し続けるちさか。私が訪れた夜も店の至るところで、日々の苦労をねぎらい乾杯する歓喜の音が響いていた。カウンターに座り黙々とひとり飲みを敢行する私も、〆に頼んだ絶品の海鮮丼で完全優勝である。
ああ、幸せ。日が暮れた大曲の繁華街にこだまする私の心の声。まさに『ちさか』は、酒呑み人にとっての楽園である。
【店舗情報】
居魚屋 ちさか
住所:秋田県大仙市大曲丸の内町7-6 FHJIビル1F
営業時間:18時~24時
電話番号:0187-63-1090
定休日:日曜日