さらに強まる太平洋高気圧 11日(火)の宮城県は2020年の暑さのピークに
宮城県を含む東北南部は、8月2日(土)に梅雨明けが発表されてから夏らしい晴天と暑さが続いていましたが、おととい8日(土)~きのう9日(日)は雨が降って暑さも落ち着きました。
この雨は梅雨前線が再び顕在化して南下してきたためでしたが、きょう10日(月)は再び前線が北上。それに伴い夏空と暑さが戻っています。東北南部にとっては二度目の梅雨明けと言ってもいいでしょう。
それだけ夏の太平洋高気圧が再び強まってきているということを意味します。
今週は今年の暑さのピークとなりそうですし、特にあす11日(火)は今年県内では初めて35℃以上の猛暑日になる所が出てきそうです。
強まる太平洋高気圧に 風が拍車をかける
図は上空の太平洋高気圧の様子を表していて、色が濃いほど高気圧として力の強い部分であることを意味します。
きょうは再び太平洋高気圧が強まったことで宮城県は晴れて暑くなりましたし、宮城より一段階色の濃い部分に覆われた岐阜県の多治見では、最高気温38.6℃と今年全国で最も高い気温を更新しました。(8月10日現在)
あすになるとこの太平洋高気圧がさらに北へと張り出す見込みで、宮城県もきょうよりもう一段階強い高気圧に覆われるようになります。
しかもあすは風が暑さに拍車をかけます。
きょうの宮城県は東からの海風が吹いていたので猛暑日の所はありませんでしたが、あすは南の太平洋高気圧と北の低気圧との間で西風が吹くようになる見込みです。
太平洋高気圧が強まり、さらに山越えの風が吹くことによってあすはさらに暑くなる見込みで、内陸部では今年宮城県内で初の猛暑日になる所もありそうです。熱中症に一層ご注意ください。
またこの先も、少なくとも1週間は最高気温30℃以上の真夏日が続く予想です。
子供たちは短い夏休みの真っただ中だとは思いますが、今年の暑さのピークと重なってしまいそうです。熱中症にはくれぐれもご注意ください。