日野市の隠れた名店を紹介している地域ブロガーのひのさんぽです。

先日知人に「そういえば、ゴタイシさんってもう記事にしたの？」と、聞かれました。

「ゴタイシ？」「石屋さん？」「知らない！　調べる！　行ってくる！」と、いうことで、お店へお邪魔してきましたよ。

向かうは再開発中の豊田駅南口。赤い鶏マークが目印の「五太子（ゴタイシ）商店」です。

こちらのお店は、知る人ぞ知る、ここでしか買えない若鶏を原料とした「サラミ風」の本格的珍味を製造販売するお店。口コミ評価も高く、とってもリピーターの多いお店らしいのです。

お店の入り口のポスターには「当地唯一の珍味」と書かれています。チキンサラミ風にカバヤキスタイルの本焼鳥、これは酒飲みにはたまらない珍味！　早速お店の中へはいってみます。

突撃取材にも快く応じてくれた店主さんにお話しをお聞きしたところ、販売店はこの1か所のみ、上に工場があり、製造も同じ場所で行っているそう。「作れる数にも限りがあるからね」とおっしゃっていました。（ネット通販も行っています）

特に、お中元やお歳暮シーズンは注文が殺到するらしく、2月前くらいには予約をした方が良いそうです！

店内はこぢんまりとしたスペースで、棚には鶏肉を使用した様々な加工品が所せましと並んでいます。鳥の形をしたかわいいものも発見！　確かに贈答用にも喜ばれそうです。

鳥型のボロニアソーセージには、ニンニク・七味唐辛子・醤油・オニオン・白ごまの5種類、細長いステック型のフランクソーセージには、追加でカレー、辛口七味の2味。おつまみにぴったりのラインナップです。

他にも「砂肝の佃煮」や「鶏皮の酢漬」といった、酒飲みがいかにも好きそうな商品が並びます。

こちらのお店は、食肉の加工品製造をしていたお父さまが、鶏肉を使った加工食品を作り始めたのがスタートだそう。チキンサラミ風の味や食べ方について聞いてみると「いわゆるみんなが思っているサラミと思ってもらえれば。」とのこと。「ただ、作り方はサラミと一緒なんだけど、サラミとは言えないんだよね～」とお話ししてくれました。

「サラミ」は牛ひき肉と豚脂から作るものを指すそうで、原材料に若鶏を使っている「五太子（ゴタイシ）商店」のものは”サラミ風”という表記になるそうです。若鶏と特殊加工した鶏皮を熟成乾燥した、手作りの本格派珍味です。

チキンサラミ風を2種類と、おつまみを買うと、めんたいチキンソーセージをおまけでつけてくれました♪

チキンサラミ風をうす～くスライスしてパクっと味見をしてみると「美味しい！」。これはお酒のおつまみにも、子供のおやつにも最適です。あっという間になくなってしまいました。

今まで食べていたサラミとはまた違う、ジューシーで噛み応えのあるちょっと変わった食感に、スパイスのアクセント、鼻に抜ける薫香、これは是非食べてみてほしい名珍味です♪

子供たちは「ビーフジャーキーとかカルパスみたいで美味しい♪」といって喜んで食べていました。

私のおすすめは南蛮風鶏皮酢漬。

冷蔵庫で自然解凍して、スライスオニオンときゅうりと和えたら、手軽で本格的な夏にぴったり爽やかな居酒屋メニューの完成です。

粋な紙袋も素敵。ご自宅用として、贈り物として、ここでしか買えない「多摩の名物」はいかがでしょうか？

五太子（ごたいし）商店
住所：東京都日野市豊田3-41-17
電話/FAX：042-585-1941
営業時間：９：００～１７：３０
定休日：日曜、祭日（臨時休業あり）