創業31年！老舗洋食店『レストラン・ティファニー』で昼食を！

9月某日、私は好物のひとつであるハンバーグを求めて車を走らせた。向かった先は創業31年を数える大仙の老舗洋食店『レストラン・ティファニー』である。今日はこの店でハンバーグランチと洒落込む魂胆だ。

老舗洋食店のドアを開けると、大仙マダムたちの笑顔が広がっていた。ちなみにこの店の道路を挟んで向かい側には秋田県立大曲高校のグラウンドがある。坊主頭の野球部の汗が沁み込んだグラウンドとは対を成すエレガントな世界。……なんだけど店にお高くとまっている印象はなく、独り飯の私でも気兼ねなく過ごせる雰囲気が嬉しい。

品書き

日替わりランチ：1,100円（デザート付き：1,650円）、ハンバーグランチ：1,100円（デザート付き：1,650円）、ハンバーグとエビフライランチ：1,380円（デザート付き：1,930円）、ステーキランチ：2,300円（デザート付き：2,850円）、魚ランチ：1,580円（デザート付き：2,130円）

今日はハンバーグと心に決めていた私なのでメニューのチョイスに迷いはなかったはずだが、ここにきてデザートを付けるか問題が勃発だ。私はけして甘党ではない。しかしどこか気になるスイートなあのコ。ここはひとつ男らしく攻めに出よう。今日の昼はハンバーグランチのデザートセットで決まりだ。

老舗洋食店『レストラン・ティファニー』のハンバーグランチとは？

メインのハンバーグを食べる前にベジファーストだ。まずはフレッシュなサラダと玉子スープでお腹の準備体操をしながら、ランチの王様「ハンバーグ」の到着を待つことに。

お待ちかねのハンバーグが到着。私はロマンティック浮かれモードでナイフとフォークを目の前のメインディッシュに向けた。

「柔らかっ！」

思わず私の心の声が、隣でアフタヌーントークに花を咲かす大仙マダムに聞こえそうな勢いだった。もはや衝撃的フワフワ感だ。だがそれでいて肉の旨味もしっかり感じられ、食べごたえもある。今日はランチということでライスをがっついているが、ハンバーグを包むこの上品なデミグラスソースはワインとの相性も良さそうだ。

ハンバーグを完食した私の目の前に現れたのは、シャレオツに盛り付けされたデザートだ。土曜の昼下がりに舞い降りた甘いご褒美。アイスティーを飲みながらティラミスを頬張れば感じるエレガントなひととき。これはデザート付きをチョイスして大正解だ。

訪れたのは土曜日ということもあり店内は大盛況。マダムに人気と聞いていたが、この日はランチを楽しむヤングの姿もあった。老若男女が笑顔を連れて思い思いに過ごすランチタイム。料理の味も抜群だが、店員さんの接客も丁寧で居心地がいい。

駅から少し離れた大曲の住宅地で愛され続けるレストラン・ティファニー。この歴史ある洋食店から、今日も誰かの小さな幸せが生まれている。そう、大曲で洋食といえば、ココだ。