自己肯定感を自分の力で上げられる人と、その方法では上手くいかない人。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、「自己肯定感を自分の力で上げられる人と、その方法では上手くいかない人」です。
私は長きに渡って、生まれつき性格を研究している心理カウンセラーなのですが、世の中には、自己肯定感を自分の力で上げられる人と、そうでない人がいます。
自己肯定感を自分の力で上げられない人は、人から褒められたり受け入れられることによって、自己肯定感をあげていきます。そういう、「褒められたいし、受け容れられたい」と強く思う性格の持ち主は、ズバリ、子どもタイプです。
子どもタイプとは、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんなどの大人タイプではない、長男、長女、二男、二女、末っ子タイプのことです。
※ 生まれつき性格を診断するエニアグラムでは、タイプ1とタイプ3とタイプ4とタイプ6とタイプ7が子どもタイプです。もっともエニアグラムは、流派がいろいろあるので、詳しく知りたい方は、お近くのキャラ診断アドバイザーをお訪ねください。
大人タイプ(おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんタイプ)は、自分で自分に対してオッケーを出せます。自分で自分をオッケーだと思えます。思いきることが出来るのです。
でも、子どもタイプは、自分で自分のことをオッケーと思えても、思いきることは出来ません。そう、誰かからオッケーをもらわないと、自分自身がオッケーになりきれないのです。
基本、自分で自分のことをオッケーと思えるようになるためには、自分なりに努力が必要です。他人から承認や賞賛を得ようとするばかりではなく、自分で自分にオッケーを出さなければ、出し続けなければ…なりません。
でも、子どもタイプは、それではやっぱり不十分なのです。ほとんとのピースは、自分で集めなければならないのですが、最後のワンピースは、人からもらわない限り、自分がオッケーの絵は完成しないのです。それが子どもタイプの特徴です。
大人タイプは、自分で自分にオッケーを出すことができます。それはそれで、大変に素晴らしいことなのですが、一歩間違えば、ひとりよがりにもなりかねません。全然、オッケーじゃないのに、自分で自分にオッケーを出している大人タイプは呆れるくらい大勢います。
だから、人からオッケーを貰わないと、自分の絵が完成しない…という子どもタイプのほうが、自分で自分の絵を完成させることが出来る大人タイプより劣っている…とはとても言えません。
この記事をご覧のあなたは如何ですか?
自分で自分にオッケーを出していますか?
自分で自分にオッケーを出すことで、自分の絵が完成しますか?
よく自己啓発書を読むと、「自分で自分にオッケーを出すことが大切だ」と書かれてありますが、それはその通りで、大人タイプには当てはまりますが、子どもタイプには当てはまりません。
話を戻します。
自分で自分にオッケーを出しても、自己肯定感の絵が完成しない人は、人からオッケーをもらいましょう。遠慮することありません。人から、褒められ認められ受け入れられることによって、自分という存在をオッケーにしていきましょう。
もしも、自分にオッケーをくれる適当な人が見つからない場合は、どうぞカウンセラーの所へお出掛けください。そうしたら、きっとカウンセラーが、優しく、そして力強く、あなたにオッケーのピースを渡してくれることでしょう。
世の中には、自分で自分のことをオッケーと言える人、自分で自分のことをオッケーと言っているだけでは足りない人がいます。
だから、足りない人は、どうぞ人からオッケーをもらっていってください。
子どもタイプは、人から褒められたり認められたり受け入れられることによって、自分がオッケーになります。そう、自分1人で頑張り続けても、決してオッケーの自己肯定感の絵が完成することはないのです。
大切なのは、自分で自分にオッケーを出せるような人になることではなく、人からオッケーをもらえるような、そんな可愛らしい、チャーミングな、もしくは成熟した人になっていってください。
ちなみに、大人タイプと子どもタイプの人口比率は、5対5です。
自分で自分にオッケーを出しきることが出来る人は5割。自分で自分にオッケーを出しきれず、人からオッケーを貰わないとダメな人は5割です。
大人タイプは、自分で自分にオッケーを出すと同時に、人からもオッケーをもらえるような大人を目指すこと。
そして、子どもタイプは、自分で自分にオッケーを出すと同時に、人からもオッケーをもらえるようなお利口さんな人になり、自分の絵を完成させることです。
というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。