【JAZZ LIVE】ヤマハ ジャズ フェスティバル@アクトシティ浜松・大ホール
“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、浜松で行なわれるヤマハ ジャズ フェスティバル。
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日曜日の午後、大ホールを使って3ステージたっぷり、内外の注目アーティストのステージを楽しむことができるのが、ヤマハ ジャズ フェスティバルの醍醐味だ。
今年のラインナップは以下のとおり。
PART.1 天啓の音楽コミュニケーター、来たる
STEVE WILSONスティーヴ・ウィルソン ALL-STAR QUARTET
スティーヴ・ウィルソンといえば、1980年代に老舗レーベルのブルーノートが復興の狼煙を上げた際、若手を起用して結成された“新たなジャズ・メッセンジャーズ”ことOTB(Out of the Blue:アウト・オブ・ザ・ブルー)の2代目サックス奏者として注目を浴び、その後は自身のプロジェクトの加えてチック・コリアの“オリジン”での活動など、まさにニューヨーク・ジャズという“大通り”のど真ん中を疾走するトップ・ランナー。同世代である日本のトップ・ジャズ・ミュージシャンたちとの邂逅は、“セッション”という言葉で括るだけではもったいないことをほかの誰よりも彼らは理解しているはずだ。
PART.2 しお満ちる。音楽自在、初YJFの海原に遊ぶ
塩谷哲 Duo with 小沼ようすけ Special Guest 八神純子
ラテンからコンテンポラリー・ジャズ、そしてクラシックの大海原まで、国境を越えて自由に泳ぎ回るアルティメットなピアノ奏者、ソルトこと塩谷哲がヤマハ ジャズ フェスティバルに初登場。デュオの相手は日本のジャズ・ギター界に新風を吹き込み続けている小沼ようすけ。インタープレイには定評のある塩谷哲が、オーガニックな独自の世界を展開しつつセッションでも懐の深さを見せる小沼ようすけと対峙して、どんなデュオが展開するのだろうか。そしてまた、ゲストに迎える八神純子のハイ・トーン&クリア・ヴォイスを溶かし込もうとするニュー・ジャズなサウンドがどんなものなのかを、確認せずにはいられない。
PART.3 地に連なる記憶。四百年の夢、浜松で完成
守屋純子オーケストラ
日本を拠点に世界的なジャズ・オーケストラの世界を発信し続けている守屋純子オーケストラ。2015年のテーマは「家康公顕彰400周年」ということで、江戸を開府したいにしえのもののふを現代のジャズで再現しようという画期的な試みを具現しようとしている。このフェスティバルのトリを飾るメインの楽曲は、浜松にゆかりのある“三方ヶ原の戦い”をモチーフにした家康ゆかりのジャズ・オリジナルの初演を予定している。武田信玄の軍勢に破れ命からがら伊賀越えをして再起を図ることになった後の天下人である家康の複雑な心中をどのようにジャズへと転化させてくれるのだろうか。
では、行ってきます!
●公演概要
10月25日(日) 開場12:00/開演13:00
会場:アクトシティ浜松・大ホール(静岡・浜松)
出演:STEVE WILSON ALLーSTAR QUARTET<スティーヴ・ウィルソン(サックス)、青柳誠(ピアノ)、中村健吾(ベース)、大坂昌彦(ドラム)>、塩谷哲 Duo<塩谷哲(ピアノ)、小沼ようすけ(ギター)、Special Guest:八神純子(ヴォーカル)>、守屋純子オーケストラ<守屋純子(ピアノ、アレンジ)、納 浩一(ベース)、広瀬潤次(ドラム)、岡部洋一(パーカッション)、近藤和彦(アルト・サックス、ソプラノ・サックス、フルート)、緑川英徳(アルト・サックス)、岡崎正典(テナー・サックス)、アンディ・ウルフ(テナー・サックス)、宮本大路(バリトン・サックス)、エリック・ミヤシロ(トランペト)、木幡光邦(トランペット)、奥村晶(トランペット)、岡崎好朗(トランペット)、片岡雄三(トロンボーン)、佐藤春樹(トロンボーン)、東條あづさ(トロンボーン)、山城純子(バリトン・サックス)>