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寒波襲来 車にも備えておきたい7つの防災グッズ

矢野きくの家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士
大雪の渋滞に備えておく(写真:イメージマート)

いつでも、どこにいても災害への備えはしておくべきですが、とくに近年は異常気象もあり今までには想定もしていなかったほどの大雨や大雪に見舞われることもあります。

今季最強の寒波がくると言われている今週末にも備えが必要です。過去には大雪のために何十キロもの大渋滞となり、数日、車が動かなくなったという事態もありました。

今回は、冬用タイヤなど既に対応されているであろう車の冬装備以外で、車の中に備えておきたい防災グッズをご紹介します。

1・水や食料の備え

水や食料を多めに準備する(筆者撮影)
水や食料を多めに準備する(筆者撮影)

水や食料はさまざまな災害に備えて防災グッズとして常備しておくことはもちろん、冬に車に乗るときはとくに多めに水や食料となるものを持ち込んでおきましょう。

2・簡易トイレと体を隠す90リットルゴミ袋

簡易トイレとともにポンチョ代わりになる大きめのゴミ袋があると安心(筆者撮影)
簡易トイレとともにポンチョ代わりになる大きめのゴミ袋があると安心(筆者撮影)

何十時間、何日もの大渋滞となると当然ながらトイレにも行きたくなります。いざというときのために簡易トイレも用意しておいたほうが安心です。ただし簡易トイレを車の中で利用すると言っても周りの目があるので隠すものがあったほうがいいでしょう。90リットルサイズの黒のゴミ袋を用意し、底の部分を半円型で切り取って頭を出せるようにしておくと、かぶってポンチョのように使うことができます。

3・防寒具や使い捨てカイロ

防寒アイテムも準備(筆者撮影)
防寒アイテムも準備(筆者撮影)

大渋滞で何時間も足止め、ガソリンが少なくなり暖房もつけることができないという状況に陥ることも想定できます。冬ならもともとコートなどを持ち込んで車に乗っているとは思いますが、暖房を切ったときのことも想定してさらに防寒具となるものを用意しておきましょう。

使い捨てカイロも多めに車に持ち込んでおくことをおすすめします。

4・照明となるもの

100円ショップでも購入できるヘッドライト(筆者撮影)
100円ショップでも購入できるヘッドライト(筆者撮影)

大渋滞でエンジンを切った状態での車内で過ごすときや、大雪によって付近一帯が停電になるなどということも考えられます。照明となるものも常に車に積んでおくようにしましょう。

5・スマホ充電のためのモバイルバッテリー

今の時代、非常時の情報収集に必要なのがスマートフォンです。走行時であれば車から充電することもできますが、長時間の渋滞となるとそうもいかない事態にもなりかねません。モバイルバッテリーは常に多めに持っておくと安心です。

6・脱出用ハンマー

ガラスを割ったりシートベルトを切ることができる脱出用ハンマー(筆者撮影)
ガラスを割ったりシートベルトを切ることができる脱出用ハンマー(筆者撮影)

あらゆる状況を想定して、車には脱出用ハンマーを1つ積んでおくことをおすすめします。

7・ガソリンは多めに入れておく

ガソリン価格の高騰によって、少量ずつ給油しているという人も少なくありません。しかし、長時間の渋滞となるとそのときの過ごし方にガソリン残量が大きく影響してきます。大雪が予想される時期はとくにガソリンは常に多めにいれておくことをおすすめします。

防災グッズというのは使わないで済むことがいちばんですが、いざ何かが起こったとき備えがあるのとないのとでは物理的にも精神的にも大きく違ってきます。常日頃から備えておく習慣をつけておきましょう。

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家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士

家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、コラム連載などで活動。働く人向けの時短家事術、シニア層への家事改革などをアドバイス。「防災士」の資格を持ち家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち、食品ロス削減をテーマにした講演も定評がある。100円ショップや業務用スーパーでのお得な買い物術の紹介や、便利グッズの開発にも携わる。【テレビ出演】NHKごごナマ(準レギュラー)・日本テレビミヤネ屋・TBSテレビはなまるマーケット・フジテレビ笑っていいとも他。【連載実績】HONDA・東芝・イオン等企業のオウンドメディアや、日経新聞・時事通信 他。【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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