10年に一度の寒波の予報 家庭で備えておきたい10のリスト
10年に一度のレベルと言われている強烈な寒波が襲来し、明日24日(火)、25日(水)にかけて日本海側では大雪による災害に警戒が必要で、太平洋側にも雪雲が流れ都市部での積雪も予想されています。
日頃、雪が降らない地域では少しの雪でも、停電、断水、物流が滞るなど、生活に影響が出やすく、今日のうちの備えが必要です。
今回はとくに日頃は雪が降らない地域での、今日のうちに家庭で備えておきたいことをご紹介します。
【1】水道管の凍結に備えて少量の水を出しておく
2018年の都内での大雪のときも、水道管が凍結したという投稿がSNSで多く見られました。水道管の凍結を防ぐために、今晩と天候によっては明日の晩も、少量の水を出し続けるようにしましょう。出しておく水の目安としては、鉛筆の芯くらいの太さの水と言われています。出した水はバケツなどに貯めておけば、翌日洗濯などに使えます。
【2】断水に備えて飲水や生活用水の準備
断水に備えて最低限の飲水や生活用水を準備しておくと安心です。
【3】断水に備えて簡易トイレの準備
断水でトイレが使えなくなったときのための準備も必要です。ただし市販の簡易トイレはすぐに手に入るものではなく、お値段もそこそこします。おすすめしたいのは、ペットのトイレ用シーツと大きなゴミ袋です。どちらもコンビニやドラッグストアで購入することができます。
断水になった場合はゴミ袋にペット用シーツを入れたものを、便器にセットして用を足します。
【4】停電に備えてモバイルバッテリーや照明の準備
今の時代、スマートフォンで情報を入手している人も多いでしょう。気象情報などは広範囲の情報を発するテレビなどよりも、スマートフォンなどインターネットからのほうがピンポイントの情報を得ることができます。
そのためにもモバイルバッテリーの充電をしておきましょう。ポータブル電源があるとより安心できます。
【5】停電に備えて冷凍室に保冷剤の準備
停電になっても冷蔵庫は開けなければ急激に温度が上がることはありません。ただし冷凍室はとくに低温を保ちたいものが入っているので、保冷剤や水を入れたペットボトル(冷凍用)を入れておくことをおすすめします。保冷効果のあるものが入っていることで、より長時間低温を保つことができます。
【6】暖房が使えないときのために使い捨てカイロや灯油の準備
停電でエアコンなどの暖房器具が使えないときに備えて、使い捨てのカイロを準備しておくと安心です。
石油ストーブがあるご家庭ならば、今日のうちに十分な量の灯油を準備しておくといいでしょう。
【7】IHコンロの家庭はカセットコンロの準備
IHコンロのご家庭は停電になると調理もできなくなるので、カセットコンロを常備しておきたいものです。カセットガスの確認もしておきましょう。
【8】物流が止まったときのことを考え食料の準備
大雪で大渋滞になるというのはニュースでもよく見聞きすることです。例え自分の住んでいるエリアが大雪ではなくても、他の地域から車で運ばれてくるものはそのエリアの雪の状況が影響します。物流が止まってしまうことも考えて、数日分の食料の準備はしておきたいものです。
【9】外出するなら替えの靴と靴下を準備
大雪のときは極力外出は控えたいところですが、どうしても外出しなければならない場合スノーブーツやレインブーツがあるのが理想的です。しかし今すぐ用意できないという人が多いでしょう。出かけなくてはならない場合は、雪でも靴がベチャベチャに濡れることがあるので、替えの靴と靴下があると安心です。
【10】電車が止まったときのことを考え水やバッテリーの準備
雪に弱い首都圏では、電車が長時間止まってしまうこともあります。電車内で何時間も過ごさなければならないという事態も想定されるので、電車に乗るのであれば飲み物や食べ物とモバイルバッテリーの準備をしておくと安心です。
ちなみに日頃雪が降らない地域では、例えスタッドレスタイヤを装着していても大雪のときは車ででかけないことをおすすめします。例え自分の車がスタッドレスタイヤでも、それ以外の車がノーマルタイヤで走っていることもあるからです。
「備えあれば憂いなし」。大雪に備えて今日のうちにできることはやり、いざとなっても焦らないで済むようにしたいですね。