関東の気温は今後急降下、週末にかけて梅雨寒傾向に
18日(月)海の日に「東海~九州で梅雨明けしたとみられる」という発表があり、厳しい暑さが続いています。
関東でも同じように梅雨明けしたかのような夏空と暑さが続きましたが、今後週末にかけては曇雨天の傾向が続き、気温も上がらず、梅雨寒とも言える状態におちいってしまいそうです。
原因はオホーツク海高気圧
関東や東北の太平洋側に今後低温をもたらすのは梅雨寒をもたらす代表格とも言えるオホーツク海高気圧です。
この高気圧は梅雨前線を形成する北の主役とも言えるものですが、この高気圧が出現すると、北日本の東海上に広がる親潮上の冷たい空気を関東や東北の太平洋側に送り込むために、顕著な梅雨寒をもたらすことがあります。
また真夏に出現し、長期間停滞するような場合は冷夏をもたらすこともある高気圧で、東北の太平洋側ではこの冷涼な風をやませとも呼んでいます。
21日(木)は関東で冷たい雨、大雨のおそれも
あすは冷涼な北東風が関東へ流れ込むため、雨雲が発生し、断続的に冷たい雨が降る予想。しかも西側にある湿った暖かな空気とぶつかり合うため雨雲が発達し、雨が強まり、大雨となるおそれもあります。
あすの東京の予想最高気温は24℃ですが、日中はもう少し低く推移する可能性もありそうです。あすから都内をはじめ、夏休みの始まる学校も多いと思いますが、夏休みに合わせるようにまさに夏もお休みへといった状態になってしまいそうです。
週末までは曇雨天で低温傾向、関東の梅雨明けは?
オホーツク海高気圧の影響は3~4日続く見込みで、週末までは曇雨天で低温の傾向が続きそうです。オホーツク海高気圧が去ったあとも、夏の太平洋高気圧の張り出しは沖縄~西日本方面がメインで、関東以北の地域では気温は上昇するものの雲の多い状態が続く予想です。
気象庁の週間予報では26日(火)までは晴れない予報となっており、このままだと梅雨明けは27日(水)以降にずれ込むことも考えられます。
過去には梅雨明けが特定出来なかったり、8月にずれ込んでしまった年もありますが、今の予想のままだと梅雨明けは記録的に遅くなることも考えられます。
ただし、海の日の東海以西の梅雨明けがそうであったように、いきなり予想以上に太平洋高気圧が強まることもあるため、今後も毎日の予報変わりにも注意をして頂きたいと思います。