日本のはるか南で新たな熱帯擾乱が発生か?
気象庁の予想では低圧部が発生へ
タイトル画像をみると、赤い丸の中、日本のはるか南海上で、活発な積乱雲の雲域が発生しています。気象庁による予想天気図では、あす4日(月)午後9時までに、このあたりで新たな低圧部が発生する予想です。低圧部とは周囲より気圧が低く、雲の循環は見られるものの、その中心付近がハッキリとしない熱帯擾乱(ねったいじょうらん)のことで、低圧部の中心付近が解析されるようになると、熱帯低気圧に名前が変わります。
欧州モデルでは発達する熱帯擾乱に
参考までに、上図は最新の欧州(ECMWF)モデルですが、新たに発生が予想される低圧部は、気象庁の予想より発達が早く、熱帯低気圧あるいは台風と思われるような勢力で北上し、6日(水)午前9時には、沖縄の南、北緯20度付近まで到達する予想です。
この他の諸外国や日本のモデルを比較すると、日本のモデルは比較的、低圧部の発達を抑えるような計算となっている一方、諸外国のモデルでは、その多くが台風と思われるような熱帯擾乱に発達しつつ、フィリピンの東を北上する計算となっています。今後の予想に注目です。