【現地映像】北海道で最大震度7 新千歳以外の空港は使用可能 稚内空港や街のいま 食料など売り切れも
最大で震度6強の揺れを観測した北海道での地震。
国土交通省によりますと、新千歳空港を除く道内の空港は使える状態で、全日空は函館や稚内を発着する便を通常通り運航する予定です。
その稚内空港や街の現在の様子が市内に滞在する田中一平さんから映像で届きました。
田中さんによりますと、稚内空港は自家発電でチェックインカウンター2台とセキュリティ、売店を稼働中です。
強風のため、午後0時10分に羽田から到着する予定の飛行機が着陸できれば、その機体を午後1時発の羽田行きの便に使用してフライトを予定しているとのこと。午後3時頃に稚内空港に到着予定の羽田からの便においても同じ状況だということです。
本日の稚内空港発の羽田便2便は既に満席でキャンセル待ちの列ができています。
新千歳空港が機能していないため、稚内発の新千歳便は欠航が決定しています。本日中の稚内から札幌などへの移動は公共交通機関ではJRなどの高速バスになるとの事でした。
空港利用者は人で溢れる様な事態ではなく比較的落ち着いており、停電が続くものの、レストランも節電で営業。生ビール以外は全て注文可能だということです。
一方、停電が続く稚内市内の様子はどうなっているのか。田中さんによりますと、市内の道路は一部の主要な信号機などが稼働中でその他の主要な数カ所の交差点では警察官が交通整理中だということです。
また、ガソリンスタンドやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどは自家発電の設備がある店舗が一部だけレジだけ通電して営業中。
市内を見て回った範囲ではコンビニのセイコーマートは多くの店舗が発電機、もしくは自家用車のソケットからの電気でレジを稼働中だということです。
田中さんが周辺の店、数軒に立ち寄ったところ全ての店で弁当やおにぎりらパン、水が売り切れていました。
郊外のお店で品切れが多いそうで市の中心部の居住者が少なめの駅前などのエリアのお店に車で30分ほどかけて来ている客もいたと言います。
大半が現金のみでの支払い。クレジットカードやSuicaなどは使用不可。
(空港のレストランと売店はクレジットカード可。)
ツルハドラッグ南稚内店では買い物に2時間待ちの行列ができているといいます。正午頃の時点ではまだ2L入りのミネラルウォーターなどはまだある様子だったと田中さんは語っています。