台風2号接近中 沖縄では臨時休校に 県民の台風対策は?
【台風2号】
大型で強い台風2号は、5月31日午後11時現在、宮古島の南海上を北上し、6月1日から2日にかけて沖縄地方へかなり接近する見込みです。1日に予想される最大瞬間風速は、沖縄本島地方や先島諸島は45メートル、2日は40~60メートルの予想となっています。6月1日の午前0時からの24時間に予想される雨量は、多い所で、沖縄本島地方は200ミリ、宮古島地方、八重山地方では120ミリです。
沖縄気象台によりますと、5月31日午後11時現在の各地の最接近の見込み時間帯は、八重山地方は6月1日朝、宮古島地方は6月1日昼前、沖縄本島地方は6月2日未明から明け方となっています。
暴風や大雨、高波、高潮に厳重に警戒が必要です。
沖縄では、台風2号の接近に伴い、大きな影響が出ています。
【6月1日は臨時休校が決定】
沖縄県教育委員会によりますと、1日は本島や先島諸島の学校では多くの学校で休校が決定しています。
【空の便は全便欠航】
1日は、空の便は全便の欠航が決まっています。海の便も多くの便がすでに欠航しています。
【沖縄の人は台風通過の際にどう過ごしているのか】
台風慣れしている沖縄県民ですが、台風接近時はどのように過ごしているのか良く聞かれます。基本的にはじっとして家から出ないというのが鉄則です。台風が去るまでしのげるように事前に買い物を済ませ、銀行への用事や通院などの予定も台風接近前に済ませています。
また、私の家ではベランダに防護ネットを張っています。これは、瓦屋根などが飛来し自分の家の窓ガラスなどが割れるのを防ぐという目的もありますが、こちら側も何かを飛ばしてご近所への迷惑がかからないようにするという対策も含まれています。台風接近による休校も幼少期から何度も経験していますが、基本的には家の中で過ごします。
【台風の眼に入る場合は?】
台風の眼に入ると風が急に弱まって晴れ間が出る事もあります。台風の眼が通過した後は吹き返しの雨や風がきますので油断は禁物。風の向きは台風の進路によってコロコロ変化していきます。はじめ北東の風の時には家の北東側のドアを要警戒しているものの、台風の眼が通過して南寄りの風に変わると、南側のドアの開け閉めに警戒をするなど家の中での対策も変化していきます。
【停電への備えは?】
携帯の充電や電池の確認はもちろんですが、一度停電してしまうと冷蔵庫は開けないようにするか、短い時間に扉を開閉した方がよいので、冷蔵庫の中身は事前にチェックして生ものは早めに使ったりします。また、冷凍庫のアイスクリームなどは溶けてしまうので、ストックは最小限に抑えるなど工夫をしています。停電時は冷房や扇風機が使えなくなるので、うちわは必須です。
県民は1個1個の台風の特徴やコースにとても敏感に反応しています。台風進路図も見慣れていまして、気象庁だけではなく海外の台風サイトもよく見ています。
今回の台風2号は、例年よりも早い時期に接近となっていますので、油断せずに、一層の警戒が必要です。