ワクチン問題を語る難しさ:地雷を踏むぞ!!
…不特定多数には話しにくいことも、ここではお話ししましょう。
■ワクチン後進国、日本
日本には、とてもすぐれた医療技術があります。国民皆保険制度というすばらしい制度もあります。その一方で、コロナ騒ぎ以前から、日本は「ワクチン後進国」と言われてきました。
日本は、もともとは素晴らしいワクチン技術を持っていたのですが、「ワクチン後進国、日本」と言われ、「いつも腰の引けたワクチン行政のわが国」とも指摘されます(「小児感染免疫第20巻4号巻頭言「ワクチン後進国、日本」)。
こんな状況で、新型コロナウイルスのパンデミックが発生し、そして新しいタイプのワクチンを全国民(できるだけ多くの国民)に接種しようとなったわけですから、トラブルが起きるのも当然です。
それは、医療や行政のトラブルだけではありません。
一方で、ワクチン注射した人には証明書、パスポートを渡そうという意見があり、一方でそれは人権侵害だという意見があります。少しでも早く摂取したいと切望する人もいれば、絶対に接種したくないと言う人もいます。
なぜ早く接種できないのかと役所にクレームを入れる人もいれば、子供にも接種しようとした自治体に激しいクレームを入れる人もいます。
せっかくワクチンが開発されたのに、新たな分断が生まれそうです。個人の発言であっても、ワクチンに関しては、地雷を踏む可能性が高くなっています。
■地雷を踏むぞ
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