【名古屋市守山区】秋晴れが心地良い。名古屋市最高峰の「東谷山」へ登ってきました!
ひたすら都会というイメージの名古屋ですが、実は豊かな自然が根付いているスポットも存在します。その代表格と言えるのが「東谷山(とうごくさん、標高198.4m)」。名古屋市最高峰のお山です。
今回、気持ちの良い秋晴れの中、東谷山へハイキングを楽しんできたので、少しレビューしてみたいと思います。
東谷山のメジャーな登山口は「東谷山フルーツパーク」。東山麓にある果樹園です。その駐車場の傍に、ひっそり登山口があります。
まず前半は、緑が心地よい道が続きますが、程なくして傾斜のある階段に!少し息が乱れますが、登りきると古墳へと到着します。
前述の通り、東谷山は名古屋でも一番高い場所。それゆえに古墳時代には、志段味古墳群という、尾張地区の首長のお墓が築かれました。
自然と歴史が交わる場所。どこかミスタリアスな雰囲気を味わいつつ、遠い昔へ思いを馳せてしまいます。
古墳を通過したら、少し下ったのち、キツい登り返し。すごく傾斜があり、急ぐとすぐ息が上がってしまうので、マイペースに一歩一歩進みましょう。
そしてもう一つ古墳の横を通ると、東谷山の山頂にある「尾張戸神社」が見えてきます。今日は絶好の行楽日和。土曜日ということもあり、多くの家族連れで賑わっていました。
標高も低く、片道1時間もかからないため、初心者ハイカーにはもってこい。
しかしながら、2010年にはニホンカモシカの生存も確認されたほど、豊かで隔絶された自然が広がっています、
その一方で、古来より熱田神宮の奥の院として、信仰を集めた霊山でもあります。
季節は12月中旬。紅葉は終わっていると思っていましたが、山頂脇には綺麗なモミジが。
散ってしまった葉も、太陽の光で輝いて趣がありますね。
そんな東谷山ですが、一番の見所が、3階建ての「東谷山展望台」です。一番上までのぼれば、春日井方面を一望する180度のパノラマが楽しめます。
この日は雲がほとんどない快晴。すっきりとした青空がとても気持ちよかったです。
また左手には、名古屋駅の高層ビル群も望めました。
目の前の木々以外、遮るものがないことからも、東谷山がいかに名古屋で存在感のあるお山かわかりますね。
一方で逆側には、愛知高原の三国山(みくにやま、標高701m)と猿投山(さなげやま、標高629m)を眺めることができます。
こちらも愛知県のハイカーに大人気なお山たち。ということで、しばらく適度な達成感と、山頂から広がるのどかな風景に癒されていました。
東谷山をはじめとして、市内の緑地など、軽ハイキングにもってこいな場所を以外と有している名古屋。ぜひ気持ちの良い自然の中で、体を動かしてみてはいかがでしょうか?
<東谷山>
住所:愛知県名古屋市守山区 瀬戸市十軒町944
アクセス:
【東谷山フルーツパークまで】
春日井市街から車で約15分、名古屋市営地下鉄 藤が丘駅「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
【東谷山山頂まで】
登山口→(約10分)→南社古墳→(約10分)→中社古墳→(約5分)→山頂