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【大阪市北区】カレーとコーヒーのコンビがこんなかたちに。大衆食堂のスパイシーな虎ざる

草葉はるねライター(大阪市)

黄色と濃い茶色のそばが交互に並び、虎模様になったざるそば。阪神タイガースを思い浮かべながら、大阪っぽさを感じました。初めてなのに、なぜか親しみを感じる食後感。カレー × コーヒーって、喫茶店などで馴染みがある組み合わせだからでしょうか。

「力餅食堂中崎町店」さんで、名物の「虎ざる」を食べてきました!

昔ながらの大衆食堂「力餅食堂中崎町店」へ

「力餅食堂」といえば、京阪神のあちこちで見かける大衆食堂。お店の名前やロゴを知る人は多いのではないでしょうか。



昭和の時代に独自ののれん分け制度によって広く展開されました。それぞれのお店が独立経営なので、「力餅食堂」のメニューはお店ごとに異なります。

今回お邪魔したのは、「力餅食堂中崎町店」。
大阪メトロ「中崎町駅」から近く、JR「天満駅」からも歩いていける場所にあります。昭和52年 (1977年) からつづくお店です。

「大阪発 自家製カレー麺」と書かれたプレートがあり、ショーケースには「カレー皿うどん」や「カレー麺ざる」、「虎ざる」のサンプルが飾られていました。

カレー系メニューが人気のようですね。

店内は、昔ながらの大衆食堂そのもので、ほっと落ち着ける空間です。芸能人のサインもたくさん飾られていました。

カレーとコーヒーの粉を練り込んだ「虎ざる」

カレー系メニュー以外にも、うどん、そば、丼もの、ラーメンなど、メニューがたくさんありました。おはぎやおいなりさんも美味しそうです。

今回は、せっかくなので「虎ざる (650円) 」をいただくことにしました。

「虎ざる」と書かれたざるに盛られています。
黄色と濃い茶色の麺がしましま模様になるように並んでいました。虎だ……!

黄色い麺はカレー麺。カレー粉を練り込んだ麺です。
そして濃い茶色の麺は、コーヒー麺。本当にコーヒーの粉を練り込んでいるとのことで、驚きました!「虎ざる」は、15年くらい前からあるメニューだそうですよ。

これらを麺つゆに入れて、薬味と一緒にいただきます。カレー麺はスパイスが効いていておいしいです。麺つゆで食べるのでカレーうどんのような和風っぽさがあるのですが、パンチがあります。夏の食べ物という感じがしました。

コーヒー麺は、すっごくコーヒーの味がするわけではなく、風味を感じるといった感じでしょうか。麺つゆにつけても違和感がなく、なぜか溶け込んでくれています。カレー麺と交互に食べましたが、思いのほか自然です。

食後に思ったことは、
あ、この組み合わせ、昔ながらの喫茶店のあれに似ているかも。それだから、初めてなのに親しみを感じるのかも……と。

カレーライスを食べたあとにコーヒーを飲む感覚に近い気がしました。それにしてもカレー麺とコーヒー麺を組み合わせた「虎ざる」ってユニークですね。つるつるっと食べやすく、おいしくいただきました。

夕方にお邪魔したのですが、店内ではカレーうどんを食べているお客さんや、おはぎを食べにきているお客さんがおられました。お店の方が優しくて、老若男女だれでもふらっと立ち寄れる心地よさがあります。「力餅食堂中崎町店」で昔ながらの食事を味わってみてはいかがでしょうか!

力餅食堂中崎町店
住所:大阪市北区中崎町1丁目9-2
電話番号:06-6372-1458
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日
※営業時間や定休日、飲食代などは変更される場合があります。

ライター(大阪市)

純喫茶・大衆酒場・銭湯など、ノスタルジックな空間が大好き。懐かしくてときめく何かを求めて、西へ東へ散歩しています。

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