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【ガーデニング】安い黄色のビオラを狙え!9月末から店頭に並ぶパンジービオラの賢い買い方

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、グロ子です。

まだまだ暑い9月ですが、今月末からパンジービオラの苗が園芸店の店頭に並びます。
パンジーとビオラは、花の大きさが違うだけで同じ花です。
直径5cmほどの大きな花がパンジー、直径2~3cmくらいの小さな花がビオラと呼ばれています。

パンジービオラを種から育てる方もおられます。
でもこれは結構時間がかかって難しい。
種まきの難しい花は、苗で買うと値段が高いというのが普通ですが、パンジービオラはなぜか苗の値段が手頃です。
苗からなら、種からよりもずっと簡単に花が咲きます。
パンジービオラは苗で買うべき花の代表といっても過言ではありません。
ではどんな苗を買えばいいのでしょうか?

安くて黄色のビオラを狙え!

いままで何百というパンジービオラの苗を植えてきたグロ子が自信を持って言います。
一番コストパフォーマンスがいいのは、安い黄色のビオラ苗です。

パンジービオラ苗の出始めの時期、まず店頭に並ぶのが安い普及種です。
一つ100円前後の普及種。
ここでぜひ安い黄色をビオラを買って下さい。

苗が安いということは、丈夫だから苗の大量生産が可能ということです。
そもそもパンジービオラの生育適温は5度~15度です。
気温が高い9月末~10月に定植しても、ちゃんと根を張るのは、100円前後の安い普及種なんです。

値段の安い普及種は強い。
暑い日は日除けをしたり液肥で肥料切れをカバーすれば、真冬は花が減るものの、その後半年咲き続けてくれます。

私はビオラを箱買いします。
私はビオラを箱買いします。

なぜ黄色のビオラなのか

パンジーとビオラを比較すると、ビオラの方が高温に強い。
パンジーは花が咲いても、暑い時期はすぐに萎れてしまいます。
ビオラの方が温度変化に強く、暑くても寒くても咲きやすいんです。

黄色をおすすめするのは、私の経験です。
パンジービオラは同一品種で全色揃えても、他色に比べて黄色が一番花数多く咲くことがほとんどです。

同時期に購入したビオラとパンジー
同時期に購入したビオラとパンジー

上の写真のパンジービオラも、同じ日に苗を購入したものです。
黄色の花数が群を抜いてます。
多くのパンジービオラを育てるガーデナーさんなら賛成して頂けると思います。

いろんなパンジービオラを楽しんで欲しいのですが、絶対に安い黄色のビオラ苗を外さないでください。
パンジービオラのなかで、可憐で可愛くコストパフォーマンス抜群に咲き続けるのは、安い黄色のビオラ苗です。

ブランド苗は涼しくなってから

最初は価格帯の低い普及種のパンジービオラが店頭に並びますが、徐々に凝った花が咲くブランド苗がでてきます。
ブランド苗は、購入時に選びやすいように一輪か二輪花がついた状態で出荷されます。

これは種苗工場でちゃんと管理されているからこそで、気温が高い時期に買って帰って定植しても、同じ状態の花があがってこないことがあります。
またブランド苗は普及種よりデリケートなので、暑さに負け、定植しても枯れてしまう危険もあります。

パンジービオラは、クリスマスやお正月の寄せ植えに使われることが多く、12月まで販売されます。
ブランド苗は、気温が下がる11月くらいから品種も増えます。
あまり慌てて購入せず、少し涼しくなるまで待ってもいいのではないでしょうか。

黄色がよく咲いています
黄色がよく咲いています

まとめ

パンジービオラは花の色、花の形のバリエーションがとても多く、苗の価格帯も広い花です。
皆に愛される普及種もよし、これもパンジービオラなの?というような凝ったブランド苗もよし。
いろんなパンジービオラを楽しみたいものです。

でも園芸店に行ったなら、この記事を思い出して、ぜひ安い黄色のビオラ苗をぜひレジカゴに入れてください。
一度育てると、安い黄色のビオラ苗のポテンシャルに驚いていただけると思います!

綺麗なドーム型に育った安い黄色のビオラとパンジービオラの種まき
綺麗なドーム型に育った安い黄色のビオラとパンジービオラの種まき

私のHPでも詳しく説明しています。
よければプロフィールのリンクからご覧ください。

園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

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