ロシア・ウクライナ戦争とイラン核交渉(6)
もう一つのポイントはイランによるドローンのロシアへの輸出である。2022年秋以来、ロシアはイラン製のドローンでウクライナの経済インフラなどを攻撃している。これが、欧米諸国の強い反発を引き起こしている。イランは、ウクライナの戦争では、ロシアに加担した格好になっているからだ。これが、イラン核合意の再建交渉に悪影響を与えている。これまでイランに対して比較的に理解を示してきた欧州諸国が態度を硬化させている。またバイデン政権は、イランとの交渉がますますやりにくくなっている。イラン製のドローンは、ウクライナの人々ばかりでなく核合意再建交渉の将来をも脅かしている。
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