“子育ての常識”は今と昔で全然違う!?保育士が教える、今と昔で変わった離乳食の3つ常識
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は今と昔で全然違う子育ての常識、離乳食編をご紹介していきたいと思います。
※動画は1分55秒です。
皆さんは子育てで分からないことがあるとどうしていますか?
インターネットやSNSを使って調べることがほとんどでしょうか?
一方で、自分の親や子育て経験者から聞くことも少なくないと思います。
また、やり方の違いで「私たちの時はみんなこうしていた!」と親戚とトラブルになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、子育ての常識は時代と共に常に変わりゆくもの。
その知識は本当に合っているのでしょうか?
そんなわけで、今と昔で違う子育ての常識の中でも、離乳食について取り上げていきたいと思います。
今と昔でここが違う!
それでは今と昔で離乳食の進め方において変わったところを3つご紹介していきましょう。
1 乳児に水は飲ませない
昔はお風呂上がりにスプーンで水を飲ませることを言われていましたが、今は母乳で十分とされてるため、あげる必要はありません。
離乳食を開始するくらいまでは水分を与えなくて良いとされています。
固形物より液体を飲み込む方が難しいため、授乳や哺乳瓶以外で乳児に液体を飲ませるのは気管に入りやすく、思っているより危険なのです。
スプーンやコップから水を飲むのはお粥などを飲み込むより難しいため、乳児のうちは避けた方が良いでしょう。
2 離乳食を始める前に果汁は飲ませない
昔は離乳食を始める前に果物の果汁を飲ませていましたが、これも今は勧められていません。
なぜなら、母乳よりもずっと甘い果汁を飲ませてしまうことで、母乳やミルクを飲まなくなってしまうとされてるからです。
それに、果汁をあげたからといって離乳に繋がらないというのが今の一般的な考え方であるため、果汁よりも栄養の多く含まれる母乳やミルクを飲ませることを第一に考えて、果汁は控えた方が良いでしょう。
しかし、それでもあげたいという方は、ものすごく薄めた果汁をあげてみてはいかがでしょうか?
3 鶏卵は早めに食べさせる
昔は、鶏卵や小麦などのようなアレルギーが出やすい食品は、後期食や完了食で取り入れるようにされていましたが、最近は初期食や中期食のような、比較的早い段階で食べることが多くなりました。
理由としては、早くからそういったものを体内に取り入れることで、アレルギー症状が起こりにくいことが分かってきたからです。
ただその一方で、“そば”などのようにアレルギーの症状が強く出る傾向のある危険性の高いものは急ぎません。
そういったものは、ゆっくりと進めていくのが良いでしょう。
余談ですが、そばは年越しに子どもに初めて食べさせることも多いのですが、これはやめていただきたいと思います。
何かあった時にすぐ病院で対応してもらえるように、アレルギーの危険があるものを初めて食べる時は、平日の昼間に試していただけたらと思います。
いかがでしょうか?
子育ては時代と共に常に変わっていくもの。
「昔は常識とされていたことが非常識になっていた!」なんてこともあるので、もしアドバイスしてあげたいと思った時は、話す前に少しでも良いので調べる時間を作ってみていただけたらと思います。
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