【猫好き必見】いまさら聞けない!?猫の体の不思議4選!
「なんで猫は高い場所から落ちても平気なの?」「どうして猫の舌ってザラザラしてるの?」など。猫を飼っていると、猫の体について疑問を持つことが多いのではないでしょうか?
猫は、猫らしい不思議な魅力を秘めている動物です。そして猫好きならば、そんな猫の魅力を知り尽くしたい!と思うはずです。
そこで今回は猫の体の不思議について4つ紹介していきたいと思います。猫の飼い主さん、猫好きさん、これから猫の飼い主になる人必見の内容です。
1.猫の体の不思議4選!
1‐1.どうして猫の動きは機敏で瞬発力があるの?
猫と遊んでいると非常に素早い動きでおもちゃを捕まえたり、助走もしないで高所に飛び乗ったりする行動を見たことありませんか?
犬や人間には到底真似できない、猫ならではの動きですね。
実はこの動きは、ハンター動物である猫だから成しえる動きなのです。というのもイエネコにも、ライオンやチーターといった同じネコ科のハンター動物のように、ネコ科特有の骨格と柔らかい筋肉をもっています。
骨や筋肉の可動域は人や犬よりも広く、「白筋(瞬発力に長けた筋肉)」を多くもっているため、機敏で瞬発性のある動きができるのです。
ただしその分持久力に欠けるのがデメリット。ジャンプ力は体の5倍、足の速さは時速50kmと速いですが、体力は長く続きません。そのため猫は、「短時間勝負専門」というわけです。
1‐2.どうして猫は高いところから落ちてもへっちゃらなの?
猫はだっこしているのを落とされたり、ソファやキャットタワーから落ちたりしても、たいてい無傷で済みます。犬であれば骨折してしまうようなものなのに、なぜ猫はへっちゃらなのでしょうか?
実はそれも猫の柔らかい筋肉と骨の構造に秘密があります。
猫は「椎間板」という背骨を繋ぐ軟骨が非常に柔らかくできているので、背中を大きくしならせたり180度以上体をひねることができるのです。
そのため高所から落下しても、落ちるまでのわずかな間に空中で体をひねり上下を変化させて足から着地できますし、着地した後も柔らかい関節と肉球で衝撃を吸収するため、無傷で済むことがほとんどなのですね。
しかしそんな猫でも、マンションの2階以上の高さから落ちればただでは済みません。そのため窓やベランダへの脱走対策はしっかりしておきましょう!
1‐3.猫が突然何もないところを見つめるのはなぜ?
猫がまったりくつろいでいると思ったら、突然何もない部屋の隅や天井を見つめ始めたという経験はありませんか?動物には霊が見えるともいうので、「もしかしてなにかの霊がそこにいる!?」と思ったり…。
しかしこれは、猫が「音」の聞こえた方向を見ているだけなのです。
「音なんて聞こえない!」と思いますが、それもそのはず。人間の聞こえる範囲は約1万8000ヘルツで、猫は6万ヘルツと幅広い音を聞き分けることができます。ちなみに犬は5万ヘルツほどなので、聴力に関しては犬より猫のほうが優れているのです。
猫は獲物であるネズミの鳴き声(約2万~9万ヘルツ)を聞き取るために、聴力が発達しました。また耳自体の可動域も広いので、あらゆる方向から聞こえる音もキャッチすることができます。
猫の耳の付け根にある小さなポケット(ヘンリーのポケット)も、耳の可動域を広くするために備わっているといわれています。
このように猫は能力の高い「耳」をもっているため、「人には聞こえないような音」のする方向をじっと見続けることがあるのです。
1‐4.どうして猫の舌はザラザラしてるの?
猫に舐められて痛いという経験は、ほとんどの飼い主が経験しているでしょう。もしくは猫が、プラスチックを舐めたときに「ザッザッ」と音がするのを聞いてみたり。
これは猫の舌表面にある「糸状乳頭」というトゲが原因です。トゲといっても中は空洞で、刺さると痛いというものではありません。
糸状乳頭は猫にとって非常に重要なもの。というのも猫はこの糸状乳頭を、毛並みを整える「ブラシ」代わりにしてみたり、水を舌にひっかけやすくしたり、肉をそぎ取ることにも役立てているからです。
つまり糸状乳頭はただ食べ物を食べるために使うものではなく、さまざまな面で生活をサポートする「便利ツール」というわけです。
2.まとめ
猫の体は不思議な仕組みで満ちています。柔軟な骨、優れた聴力、特殊な舌…。これらの不思議な魅力を知ることで、愛猫との共同生活がさらに楽しくなることでしょう。
猫好きの皆さん、ぜひほかの「猫の不思議な魅力」も探してみてくださいね!