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先日（９月９日）のNHK番組、ブラタモリでは、燕VS.三条 モノづくりの町 発展のカギとは？をテーマに、燕三条編が放映されました。

【ブラタモリ燕三条】タモリさんが永遠の対決にジャッジ！｜ロケ地#245（とらべるじゃーな！）

ブラタモリ燕三条編では、なぜ燕三条で金属製品や洋食器づくりが盛んになったのかをタモリさんが探りました。

三条では、江戸時代、会津を経て江戸とつながり、和釘（和式の釘）の生産が始まり、現在は刃物など鉄製品の生産が盛んに。燕市では、燕三条駅からも見える弥彦山で銅が産出され、その加工から洋食器へとつながっています。

ブラタモリでは、燕三条の鉄製品や洋食器そのものは、あまり紹介されませんでしたが、それらはどこで手に入るのでしょうか？

やはりまず訪ねてみたいのは、上越新幹線の燕三条駅。東京駅から１時間40分前後。大阪駅からなら、東京駅経由で４時間40分前後です。

燕三条駅は、駅構内（改札外）に、燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」があり、新幹線から降りて１分で、鉄製品や洋食器を見学、購入できます。

写真では、手前が燕市が得意とする洋食器。奥が三条市が得意とする、刃物などの鉄製品です。

まずは、メタル丼のラテカップ（株式会社カンダ）。

※記事内に示す企業名は、後日写真をもとに調査したものです。万一異なった場合はご了承ください。

メタル丼は、燕市のラーメン屋さんでも使われる人気商品です。

内部が空洞となっているようで、熱いスープを入れても外側は熱くならず、冷めにくくなっています。見た目と、金属ながら柔らかさもある質感が楽しいです。

こちらは、鋳物（高温で溶かした金属を、砂などで作った型の空洞部分に流し込み、冷やして固めた製品）のフライパン（株式会社三条特殊鋳工所）。

重厚で頑丈ですが、とても軽いのが特徴。鋳物は、型が砂などのため表面に細かい凹凸があり、焦げ付きにくいだけでなく、余計な油や水をたくわえ、料理の仕上がりが全く違う優れものです。

手軽な小物も多数あります。燕三条は、中小企業が互いに独立しており、それぞれの企業で、独自に工夫した商品を開発しているため、商品のアイデアが目白押しです。

手の熱を伝え、アイスクリームがさっと溶けるスプーンも人気商品です。

燕三条地場産業振興センターも訪ねたい

時間があれば、燕三条駅燕口から徒歩５分の、燕三条地場産業振興センターもぜひ訪ねたい場所です。

爪ヤスリは、ネイルをされる方におすすめ。もともとは、「身体が不自由な患者さんでも使えるヤスリを」という医療現場からの声に応えたもの（JMR株式会社）。

燕三条の企業は小回りが利くためアイデア商品が多く、見て回るだけでも楽しめます。

旅行好きならぜひ持っておきたい熊ベル。株式会社中林製作所（三条市）は、登山ツールに強く、マルチツール（10徳ナイフ）などは、格安との評判です。

スマホ用のスピーカーは、規格外の塗料カップをリサイクルしたもの（商品名はPODS、坂井工業）。

和釘の風鈴は、ガラス製では出せない高い音が特徴です（和釘・古建築金物製造 火造りのうちやま）。

近年の流行でキャンプ用品も充実しています。

燕三条の鉄製品や洋食器はどこで買えるの？

燕三条の鉄製品や洋食器は、想像より種類が多いのが特徴。購入するなら、やはり燕三条で実際の製品を見てみるのがおすすめです。

スプーン１つとっても、パスタや肉の切り分けにも利用できるタイプ（カネジュウのフィットスプーン、実用新案）など、事前にはイメージできない商品が多いです。

後日通販（直販、Yahoo!ショッピングなど）で購入する場合、現地で企業名をメモしておくのがおすすめです。

また、東京都の「新潟セレクトショップNIIGATA1〇〇」（東京都千代田区内幸町１丁目７番１号、11:00～20:00、月曜定休、公式サイト）でも、燕三条の製品を扱っています。

ぜひ燕三条自慢の鉄製品や洋食器を手に取ってみてください。

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