コツコツ記録を続けることは特殊能力ではない。【手帳ライフコラム】#2
こんにちは。ノートブッカーのなかむら真朱です。
毎日を少しでも楽しく暮らせるようノートや手帳を書いています。
今回のテーマは「記録をコツコツ続けることについて」です。
記録をコツコツ続けられる人が、忍耐強いタイプだとかコツコツやるのが得意な人というわけではありません。
ポイントは記録をつけることを「本当に必要」と思っているかどうか、です。
わたしは記録をすることは好きですし得意な方だと思います。それでも「これは本当に必要?」と少しでも疑ってしまったことは急に書き続けることが難しくなります。気合いや根性で頑張ろうと思っても難しいことなのです。
逆に「本当に必要」と思っていれば、記録をし続けることは出来ます!
今回はその手助けになるポイントを見ていきましょう。
書かないよりはマシという気持ち
時間取れる時に書いた方がキレイに書けるし…など仕上がりを良くするために記録を後回しにするのはやめた方がいいです。
「書かないよりはマシ。」
という気持ちが大切です。「書き始める」ことが億劫でスタート出来ないというときも「書かないよりはマシ」と思いながら少しでも書く、完璧を求めずスタートすると案外スッと書けるものなのです。
とにかく手帳を開いて、少しでも書くことがとても大事なことです。
いつどこにどんな風に書くか決める
手帳を開いてからすぐに書き始めるために、先に準備をしておくとスムーズに書くことが出来ます。
(1)書く時間
(2)何を書くか
(3)書くスペースと書き方
を決めておく、あとは決めた通りに淡々とやる、それだけでいいのです。
(1)書く時間
とにかく書く時間の確保は絶対です。
・朝起きてから5分だけ手帳の時間を取ろう
・夕食後のまったりする時間は手帳タイムにしよう
・寝る前、ベッドで手帳を書こう
など、いつもやる行動とセットにして設定しておくとやりやすいと思います。
(2)何を書くか
確保した貴重な時間に手帳を開き「何を書くんだったっけ?」では時間がかかってしまうので、あらかじめ何を書くかを決めてフセンなどに書いて手帳のページに貼っておくと便利です。
(3)書くスペースと書き方
手帳のどのスペースにどのように書くのかまで決めておくとさらに楽です。
例えば食事ログとレシピを記録する週間手帳なら、左ページには日ごとの献立を朝食[B]ランチ[L]夕食[D]として記号を利用して書き、右ページはレシピのメモをする。時間に余裕があったら料理の写真を貼る。というかんじです。これもフセンでナビゲーションすると時間を取らず書くことが出来ます。
毎日の記録は、調子のいい日も悪い日も淡々と書けるように準備しておくと挫折しづらいです。
最低を設定する
疲れている日、手帳を楽しみたい気分の日、どちらでもない日、いろんな日があると思います。想定しておくべきは疲れていたり忙しかったり書くのが面倒な日のことです。
例えば家事手帳なら「夕食の献立のメインの1品だけは書こう」など最低限これだけは書けば合格!というのを決めておくといいです。
そして、時間に余裕があるときや手帳を楽しみたいときは、レシピを書いたり、スマホのカメラロールから料理の写真をプリントして貼ったり、さらにシールやマステでデコったりしても楽しいと思います。
あとで思い出して書こうと思っても、時間が経てば経つほどさかのぼるのは億劫になるもの。それなら、3分でも時間を取って今日のことは今日のうちに書くのが一番早いので、忙しい人にこそオススメしたいです。
気に病まず何度でもリスタート
書けない日があったとしても何度でもリスタートすればいいのです。3日しか続かなかったとしても10回やれば1ヶ月分のデータになります。
書けなかった日はシールやマステなど貼っておけば、むしろかわいくて見たくなるページになるかもしれません。
はじめに書いた通り「本当に必要」と思っていれば記録をし続けることは出来るのです。記録を続けていくうちに記録を残している方がいい!と思う経験が増えていくと書けるようになります。
わたしは幼児のワンオペ育児中に「毎日何もしていな気がする…」という虚無感から記録することを始めました。記録してみると、何もしていないのは思い込みで結構いろんなことをやっていることが分かったり、悪習慣が浮かび上がってきたりして記録をすることで生活が良くなりました。
家にじっとしていることも多いこのご時世…「なんかぱっとしない!」と思ったら記録を始めてみてみませんか?
◎使用文具
手帳:北欧、暮らしの道具店のノベルティ
マステとシール:フェリシモ「まきまきフレークシール&マスキングテープの会」
マステ:mt
スタンプ:RiraRiraはんこ
フセン:アートプリントジャパン スティッキーメモ