ハーパーが本塁打を打つとフィリーズは無敗。二桁本塁打で全勝は他にいるのか。ジャッジと大谷は3敗
今シーズン、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、15本のホームランを打っている。1本目と2本目と3本目が4月2日の1試合3本、4月16日の4本目からは1試合1本ずつだ。
フィリーズは、ハーパーがホームランを打った13試合とも、勝利を収めている。ホームランを打たなかった52試合――欠場5試合を含む――は、32勝20敗(勝率.615)だ。また、ホームランに限らず、ハーパーが打点を挙げた22試合も、すべて勝っている。打点を挙げていない43試合は、23勝20敗(勝率.535)となる。
ハーパーを含め、15本塁打以上の選手は11人いる。彼らがホームランを打った試合のチームの勝敗と勝率は、以下のとおり。
ロサンゼルス・ドジャースは、テオスカー・ヘルナンデスがホームランを打った14試合も、大谷翔平がホームランを打った14試合も、同じく11勝3敗(勝率.786)だ。2人揃ってホームランは3試合。その1試合目の4月12日は、彼らに加え、マックス・マンシーとムーキー・ベッツもホームランを打ったが、7対8でサンディエゴ・パドレスに敗れた。
クリーブランド・ガーディアンズは、ホゼ・ラミレスがホームランを打った17試合の14勝3敗(勝率.824)に対し、ジョシュ・ネイラーの15試合は8勝7敗(勝率.533)。こちらは、ドジャースと違い、かなりの差がある。
二桁本塁打の53人中、ホームランを打った試合でチームが全勝は、ハーパーの他に1人。10本塁打のウィリー・アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)がそうだ。ブルワーズは、アダメスがホームランを打った試合で9勝0敗。打っていない試合は、30勝27敗(勝率.526)となっている。1敗は、ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)ら7人を数える。
一方、ホームランを打った試合のチームの勝率が最も低いのは、11試合(11本塁打)で3勝8敗(勝率.273)のブライアン・デラクルーズ(マイアミ・マーリンズ)だ。マーリンズは、それ以外の54試合で19勝35敗(勝率.352)を記録している。